コピー商品の世界

2012.10.31 Wednesday 17:59
yukk@6


 とあるショップですごく気に入ったシャツがあったんだけど、僕のサイズがない、というのは良くあるパターン。しかたなくネットで探していたら、なんとそれが新品未使用でオークションに出ていた。やった!と一瞬思ったんだけど、その金額が定価の10分の1以下の金額であった。オークションだから金額が安いわけではなく、新品なのにそういう金額なのだ。怪しいなあ、と思って説明文を読んでみたら
「海外並行輸入品ですので、国内販売製品と仕様が多少異なる場合もあります」
という一分が添えられていた。ハハー、ようはニセモノ・パチモノって奴か・・・。と一気にテンションが下がってしまった。
 ユニを集めている時は良く、本物と偽物の見分け方について研究したものである。その作業自体が面白かったりしたんだよね。なぜなら、ニセモノの技術がどんどんレベルアップしていて、時折本物との差がほぼなかったりするのだ。
 たとえば何かを500着作る時に、必ず多めに素材を発注する。とうぜん、500着を作り終えたら素材が残る。その500着は完全にラインセンス付きの本物であり、本物として流通する。が、良くあるのが、工場が勝手に残った素材で商品を作ってしまう事である。これらの商品は本物と同じように、同じ場所で同じ素材で作られるんだけど、ラインセンスは付かない。全く同じものなのに、ニセモノになるのである。商品としは同じものなのに、本物の10分の1ぐらいの価格で売られるのだ。消費者とすれば、全く同じなのに全然安いんだからこっちの方がいい!となるかと思うんだけど、一抹の気持ち悪さがあるのも事実・・。実際、僕も購入を見合わせてしまった。
 素材もデザインも作る場所も人も同じ。でも、本物ではない・・。いや、本物なんだけどね・・・、決定的に違うって話なんだけど。笑。こうなると、ニュースでみる中国の笑えるコピー商品とかの方が全然いいなあ、と思ったりする。笑。


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