お帰り!

 スペースシャトル、何事もなく無事帰ってきたね。よかったよかった。仕事の合間にNASAのインターネットTVを見ていたんだけど、画面が暗くて無事着地できたのかどうか確認できなくて心配していた。もちろん僕だけではなく、今回の「お帰り」は世界中から発せられた言葉だと思っている。戦後60年のこの時期に、シャトルに日本人が乗っている事もただの偶然ではないとも思っている。
 大げさではなく、今回のミッションには今後の宇宙開発事業の未来がかかっていた。乗組員ももちろん、関わる全ての人たちの胸にはとてつもないプレッシャーとある種の覚悟が隠れていた事だろう。NASAというアメリカの機関ではあるモノの、多くの国の協力と知恵で今回のミッションの成功があったと言える。60年経って、人間は進歩したと言えるのかな。
 日本に原爆を落とした「エノラゲイ」のパイロット、ポール・ティベッツは「望遠鏡で人間を見ているはずが、蟻に見えた」と爆弾を落とす前に思ったそうだ。彼はアメリカでは「戦争を終わらせた男」としてある種のヒーローなっている。あるパーティーで
「あなたは広島に原爆を落としたことを後悔していませんか」と聞かれ、
「いいえ、もう一度同じ立場に立たされたら、またやってみせます」
と答えた。軍人としての答えだったのだろう。
 今回、人類はより遠く、より高くから地球を眺めた。その地球の上に住む人間の事をどう見たのだろうか。少なくとも、蟻には見えなかったと祈りたい。
 人間が月の上を歩いたアポロ11ミッションの時、使われていたパソコンは現在の電卓ぐらいの能力だそうだ。あれから機器類は飛躍的に進歩を遂げた。人間の精神性もそれぐらいの進歩を遂げたと思いたい。完全ではないが、今回のミッションが一つの「人類の幼年期からの脱出」のきっかけになる事を願いたい。

投稿者 yuki : 00:51 | 2005.08

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