siempre futsal, solo futsal 暗闇。
秋が近づいてきている。
一時期の容赦のない厚さは影を潜め、夜ともなると涼しい風が吹いている。陽も短くなってきている。暗くなる時間が少しずつ早くなってきているんだよね。暗闇といっても、僕らが住んでいる都市には暗闇はもはや存在しない。真夜中でも道路を照らす明かりもあるし、営業している店舗も煌々と光っている。都市に完璧な暗闇はない。田舎行ってみるとこの事が良く分かる。月明かりしか明かりがない時の不安と言ったら、言葉にできない。これが月が出てない時ともなると、タールみたいな闇が目前に広がる。1メートル前に誰かが立っていても、気付かないぐらいの濃い「黒」だ。
田舎もそうだけど、電気がまだない時代でも暗闇は犯してはいけない神聖で恐ろしいものだったはず。
言葉や漢字の由来で当時の価値観が分かる。例えば「黄昏(たそがれ)」の由来。暗くなりはじめ、人とすれ違うときに怖いので、
「タソ(あなた)ガレ(誰?)」
と声をかけあっていた事から「たそがれ」という言葉が生まれたのが定説になっている。当時の暗闇の中での生活への恐怖が感じれる。
その他に「名前の名(な)」の由来。夕暮れの「夕」に相手を呼ぶ時に使う「口」をくっつけて「名」になったのだそうだ。これも暗闇に対する不安感が伝わってくる。面白い。
文明が生まれる前の暗闇はさぞかし深かっただろう。僕らは科学的に多くのものの正体をしっているけど、当時はそんな事はなかったから、幽霊や妖怪、魑魅魍魎の世界だったのだろう。怖い怖い。
時が変わり、今僕らがこの時代で抱えている闇はもっぱら心の中の闇で、実はこっちの方が怖かったりするな、うん。
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