siempre futsal, solo futsal 昔はよかったな。
懐古主義という言葉があって、まあ、簡単にいうと
「昔は良かったなあ」
的な発想の事である。映画好きな人には多く、「やっぱり昔の映画の方が上等だね」とみんな口を揃えて言う。だいたいは新しいものを認めたくない頑固なじいさんだったりする。また、その逆で「懐古主義はダメだ!」という人も多い。こっちは斬新なものや新しい風が起こす変化を好む人たちだ。
懐古主義の中には、ちょっと後ろ向きなニュアンスがあるけど、懐かしさや切なさで語られる「自分の子供の頃の話し」「青春時代の話し」「幼少期の出来事や不思議」を語る映画や小説に目がなく、映画のジャンルのなかでは青春ものが一番好きだ。
「子供にしか見えない世界」というものが絶対あって、大人になってしまった僕らにはもう見えない。かすかに思い出す事が出来ても、なんだか他人の夢をのぞき見しているようで、ぼやけてうつるものだ。それは好きな女の子と初めて言葉を交わした時の気持ちや、初めて海を見たときの気持ちと同じものだと思う。それだけならいいんだけど、初めて人を傷つけてしまった時の気持ちや、信じていた人に裏切られた気持ちでもあるんだよね。思い出すというのは、きっとそう簡単な事ではない。そう、過去っていい事ばかりじゃないよね。それでも思い出す事に意味はある。西原理恵子の漫画とかってそうだよね。いつ自殺してもおかしくない子供時代を過ごしながらも、その日々を愛おしく思う。それらを語ると、不思議とそのなかに哀愁が漂って、切なさが生まれるんだよね。
また、過去の評価は現在の状態にもよる。今が満たされている人の過去は有意義なものにうつるだろうし、今が不幸な人にとっては過去は現在の不幸の原因になる。ま、良く考えたら今の自分って過去の自分の蓄積の結果だから、誰であろうとつまらない物語ってことはないよね。
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