ドロップボール

 で、また野球ネタなんだけど、野球における成長というのは面白いもので、それは自転車に乗るときのあの「コツ」に似ている。
 僕はピッチャーでななかったんだけど、野球はやっぱりピッチャーが主役、どの子もマウンドに上がって投げたくなる。だから練習が終わった後とかにマウンドに上がって、ボールの受けあいっこをする。未成熟な体に悪いと言うことで変化球は禁止されていたけど、みんな派手な変化球に憧れる。フォーク!とか叫びながらそれっぽい玉を投げようとする。ナックルとかね。が、もちろんそう簡単にはいかない。なぜなら、落ちる系の変化球は低めのストレートをある程度の急速で決められるようにならないと、投げられないのだ。(これは僕の個人的な考えなので、必ずしもそうとは限らない。)で、僕もカーブやシュート、ナックルやフォークを投げたかったんだけど、そううまくは行かなかった。なぜなら、そのときは「ストライクを投げられる」「ある程度の急速」「低めに」という基礎がなかったからだ。(フットサルをする上でも、基礎という言葉は僕らにとって結構耳に痛いね。)で、それから僕は練習して、ストレートは投げられるようになったんだけど、やっぱり玉は落ちない。僕は親指と人差し指でボールを挟んで投げる「ドロップ・ボール」に挑戦したんだけど、なかなかうまくいかない。で、ある日低めにドロップボールを投げたらどうなるんだろうと思って、実際に投げてみたら面白いぐらいに落ちる落ちる。今まではど真ん中に投げようとしても落ちなかったけど、低めに投げるだけで落ちるなんて。ま、これは「自転車に乗る時のあのコツ」を言葉にしただけで、実際は言葉になんて出来ない。実際は「低めに投げる感じで、指を縫い目に引っ掛けないように、滑らせる感じで、尚かつ頭の中で落ちる軌道をイメージする」が正解である。ちょっと言葉には出来ないのだ。
 最近野球をしたんだけど、もう投げられなくなっていた。その「コツ」をなくしてはいないと思うんだけど、玉にスピードがでないしストライクが入らない。で、やっと入り出したと思ったら、こんど肩が疲れて使いものにならない・・・。何事も継続なんだな。

投稿者 yuki : 18:28 | 2005.10

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