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ロード・オブ・ザ・リング

 ずっと映画「ロード・オブ・ザ・リング」(以下LOTR)について書きたいと思っていたけど自分の中での整理がつかなくて先延ばしにしていた。つい最近地上波で放映されたこともあって、僕の中での熱がまた沸々とわき出したけど誰もが興味を持つ話題でもないしな、なんて思っている。映画の説明はしないので見た事のない人はご勘弁。
 僕はLOTRが好きだが、原作を読んでいないから厳密には真の意味でのファンでない。「指輪物語」の研究に人生を捧げているファンから見ればただのにわかLOTR好きでしかないだろう。LOTRのが好きになった原因としては、物語が暗い、ということである。主人公たちは一時代を終わらせるために闘っていて、それらは自分たちの時代にも終わりを告げる事だと知っている。それでも指輪を捨てる危険な旅に身を捧げる。勝っても負けても自分たちには明るい未来はないのだ。それでも行かなきゃいけない。このヒーローイズムが全くない所もいいのだ。
 一番すきなキャラはゴクリ。ゴクリは指輪の魔力に蝕まれ、成れの果てまで落ちた物語上一番不幸なキャラである。姿も性格も醜いこのキャラは最後の最後に指輪を手に入れる。指輪を抱きながら溶岩の海に落ち溶け死ぬゴクリは唯一笑顔で最期を迎えるキャラだ。
 LOTRの暗さは作者のトールキンの人生観から来ているといわれている。第二次世界大戦にむかっていく当時の世相がそうだった、という説もある。そもそものLOTRを書く理由が「ほかの言語には立派な神話文芸作があるのに、なんで英語にはないんだ?」というコンプレックスから来ているのだ・・・ 

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