2006/2/28 火 | 2006.02
差別
昨日のスポーツニュースで見たんだけど、バルサvsサラゴサ戦でエトー選手が差別的なヤジを受けて自ら交代を申し出たそうだ。チームメイトにサポートされながら結局は最後までプレイを続けたが、後味の悪い試合だった様だ。
サッカーに置ける人種差別は最近ではよく聞く様になった。アラゴネスがアンリに対して差別的発言をしたり、ロベカルが自分のチーム、レアルのサポーターから侮辱的なヤジを受けたり、今回のエトーの件もそうだ。
サッカーを見ているゴールを決まった時など、色んな人種の選手が喜びを爆発させ抱き合ったりキスしたりする姿を見ると、サッカーってすげーな、と思ったりするけど、現実はそう単純なものでもないらしい。
特にセリエAは酷いようだ。外国から来たプレイヤーばかりではなく、同じイタリア人でも差別される。経済的な理由から苦境に立たされるイタリア南部は、常に北部出身者の差別の標的となっているのだ。
差別について書くといくら語っても答えが出ることはない。でも、僕は少数の人だと信じている。きっとそうだ。宇宙からは国境なんて見えない。人種なんて意味がない。
とはいいながら、僕が愛して止まないアルゼンチン代表のシャツを、黒人選手が着た事はないんだよね。そこにも差別が潜んでいるのかなあ。