2007/1/31 水 | 2007.01
誰が正しいのか
僕の立ち位置から見るとどう考えても僕が正しいのに、君の立ち位置から見ると君が正しいらしい。正反対の答えなのに・・・、どうなっているのだろうか。この問題には「初めから答えなんかない」という類の曖昧なものではなく、ハッキリとした完璧な答えはあるハズなのに、なんでこうも違うのか。
二人だけだったら単純なのに、世の中には数えるのが面倒なぐらいの人数がいて、そいつら全員にそいつらなりの立ち位置があるかと思うと、答えなんてどんなに時間をかけても出ない。妥協点なんて存在しないし、誰もが納得出来る答えは存在しない。
そこで出てくるのが多数決。とりあえず、納得する人が多い答えを採用する。すごく論理的で、頭のいい人が考えた、人間の知性が伺える解決方である。多数決は時には基準になり、時には正義になる。が、不思議と世の中は良くならない。それは多数決は「その問題に対し、どの答えが正しいか」を無視しているからである。一番いい選択をしたのに、一番大事な事を忘れている・・・。こういう事って多いんだよね。一番いいものを目指しながら極限まで絞り出したものは出発地点を忘れていた、見たいな・・。難しい。