2007/1/20 土 | 2007.01
マリー・アントワネット
今日からソフィア・コッポラの新作「マリー・アントワネット」が公開される。とても楽しみである。
ソフィア・コッポラはあの「ゴッド・ファザー」のコッポラの娘であり、映画監督、脚本家、女優、写真家、ファッションデザイナーであるとともにその存在はガーリー文化の代表的な存在である。お洒落、なのである。
ガーリー文化は僕とは程遠いところにあって、おまけに親の七光りでしょ?的な先入観もあって、僕は斜めに構えながらデビュー作「バージンズ・スーサイズ」を鑑賞したのだが一発でやられた。ま、まぐれもありえるので二作目の「ロスト・イン・トランスレーション」で評価しようと思ったけど、これまた完璧な映画でまたまたやられた。大きな声ではいえないけど、ファンになってしまったのだ。
コッポラ一家といえばヨーロッパの映画界を代表するような映画界のドン。権力はありすぎるぐらいにある。ソフィアの監督デビューを知った誰もが「親父の力で監督になれたんでしょ?」と思ったはず。ソフィアは親父の映画に出されるぐらいに寵愛もされていたし、金、コネとはそのまま使えるだろう。が、よく考えたら明らかにマイナス。親父と比較されるだろし、口をだされるだろうし、コッポラの名前はプレッシャーになる。ソフィアはそれを予想し、親父とある程度距離をとりつつ小規模の予算で映画を作ってきたので好感が持てる。が、一番の好感もてる所はソフィアの外見がなんとも残念な感じがあって、おそらくそれが人から反感を買わない理由だと思う。
ガーリーだのお洒落だのといわれると何だかいけ好かない感じがするけど、おそらくそれは日本サイドで勝手につけたイメージで、本当はそんな人ではないのかもしれない。案外親父と仲が悪かったりして。
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