2007/1/19 金 | 2007.01
受賞辞退
キムタク主演の山田洋次監督の新作「武士の一分」が話題になっている。封切り前してにすでに海外での公開も決定していて、現在好調な邦画界をますます盛り上げている。が、ここで面白い事件が起ききていたのだ。
キムタクサイドが日本アカデミー賞の「優秀主演男優賞」を辞退していた。受賞は他に「明日に記憶のケン・ワタナベ、「ゆれる」のオダギリ・ジョー、「THE有頂天ホテル」の役所広司など、現在の日本の映画界を代表する役者ばかりである。キムタクは山田洋次監督から絶賛されており、期待は膨らむばかりだが受賞の可能性は少ないとされている。辞退の理由としては「他の優秀男優のみなさんと競わせたくない」という発表があったが、これはジャニーズのイメージ戦略である。勝つ可能性が低い戦いにわざわざ出向いて負けてしまったら、キムタクの商品価値に傷がつく事を避けているのだ。
日本レコード大賞への不参加表明など、ジャニーズはこういった賞を辞退する事は多いらしい。勝てない勝負しかしないと非難されてもおかしくない。が、ここで面白い事が起こる。「硫黄島からの手紙」に出演した二宮くんがアカデミー賞にノミネートされる可能性がでてきたのだ。もしノミネートが決まってこれを受けてしまうと日本アカデミー賞に泥を塗ることになってしまう・・・。
いくら賞としての知名度や格が違うといっても、日本アカデミー賞をバカにはできない。かといって、
「競あわせたくないから」という理由でアカデミー賞を辞退する事もできない。特にアカデミー賞へのノミネートはケン・ワタナベ以来だし、受賞してしまったら日本映画界の大躍進となる。どっちに転んでも痛い状況になっているのだ。
悲しいのはキムタクも二宮くんも俳優として名監督に認められている才能なのに・・・、という所にある。ジャニーズは子供の頃から教育され、そのプロ意識は高く、おまけに真面目で礼儀正しいワリには斜めに見られる事が多いから、なんとも不思議な存在である。アイドルという看板はプラスにもマイナスにもなるのかなあ。
とにかくこの先の展開が気になる・・・。
Comments
Fake Oakley Twenty | 2013/8/24 11:58
気まぐれ the blog! 受賞辞退