2006/11/30 木 | 2006.11
格好いい親父ども
石田純一はとうに50を過ぎているらしい。若く見えるのはいい事だと思うが、あそこまで若くありたい、若く見せたい、という精神にはある種の悲しみが見え隠れしてならない。50歳というのは僕にとっては今はまだ未知の領域ではあるが、運が良かったらイツカたどり着く年齢である。
さて、僕の周りのオヤジどもと言えば、16のやつと、セビのD、そして親父道に片足突っ込んでいるDである。彼らは恐らくベビーブーマーで団塊世代の最後の方であろう親を持ち、受験戦争等の競争の高い時代を生きた世代である。面白い事にこの3人は全くタイプに違う人間であり、3人とも人間的に魅力的である。
格好良く年を取るのはきっと難しい事なのだと思う。若作りは寂しいし、かといって実年齢以上に老け込むのも良くない。「子供の心を持った大人」なんて言うけど、年齢相応の常識や知識がないと恥を書く。爺でもない、若者でもない、その間に位置する「オヤジ」は中途半端でありながら、実は人生の中で一番美味しい時期なんじゃないか?と最近思えてきた。