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成人、成年

 20代中盤の女性スタッフから、
「最近の中学生はすごいです。少し前に来たお客さんなんですけど、どうみても20前半の女性かと思ったんですけど、中学生でした」
という話をこの前してくれた。その女子中学生はお洒落な上大人びていて、なんていうか、体はもう大人で、彼女が纏っていた雰囲気も決して子供くさいものではなく、大人の女性のそれだったらしい。
 たしかに最近の中学生でも体が大きく、子供に見えない。着ているものも僕の時代なんかよりも全然洗練されている。見かけは普通の若者で、中学生に見えない。僕の時代より大人になるのが早くなっているのか?と思ってしまう。
 それと間逆に、精神的に大人になることが遅くなっていると感じる。毎年荒れる成人式が示すように、いくつになってもガキのままの若者が多い。大人と子供のハッキリした定義は時代によってまったくちがう。平均寿命が30〜35だった時代では男は15で成人、結婚し戦争にでた。現在では法的に20歳というラインがある。これがいいのか悪いのか・・・。
 原始時代では、成人のラインを
「集団に貢献できるかどうか」
で計っていたという。男は狩りに参加できるかどうかだった。10歳で成人できる人もいれば、いつまでたっても成人できないものもいた。つまり、全くの能力主義だったんだよね。当時の大人の意味は「一人前」という意味で、本来はそれが正しいのだろう。
 何をもって大人なのか。何を持って子供なのか。若さって何なのか?なんで若さが憧れの対象なのか・・・。ま、人間も動物、生物である。生物には身体的な熟成があるので、体だけは誰でも「一人前」になる事ができる。精神的、肉体的に一番いいバランスは何だろうか。

posted by @6 : 23:46

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