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私は見ない、私は買わない

 最近映画館に行った人は見た事あると思うけど、上映前に映画著作権の保護をうたった広告が流れる。女性の顔が真正面から映り、向かって右目から涙が一粒こぼれる。その涙はいつしか黒くなり、汚れた水の中に落ち、その水に骸骨が浮かび上がる。その後文字が浮かび上がり、
「私は見ない、私は買わない」
というメッセージがでる。海賊版と違法ダウンロードを牽制する内容になっている。見る人の99%が上映前に不快な気分になる事うけおいの広告である。実際上映を拒否しようとした映画館もあった様だ。
 この広告はメジャーなハリウッド配給会社5社の配給映画上映前に流れている。日本では海賊版はそれほど問題にならないので、ハリウッドの本社に対してのポーズであって、形だけで体裁を保とうとしている結果があんなショボいCMになったのだろう。何がショボいって、それは「わかりにくい」のである。ハッキリ
「海賊版、ダウンロードは違法です」
と出せばいいのに、といつも思います。
 海外のDVDをプレイヤーにかけた時に最初に映る画面には「FB」Iと大きな表示され、その下には商品を違法に扱った時の罰金と罰則がかかれている。英語が分からなくても、そういう内容の文章なんだな、と誰もが感じる画面になっていて、初めて見た時は軽くビビリました。せっかく来てくれたお客様を犯人扱いしないためにそんな中途半端な広告が生まれたんだろうけど、あれじゃ不快になるし、逆に反抗したくなる感じがして、逆効果だ。

posted by @6 : 00:07

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