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人間の価値

 おむすび君((C)@10)に60億円の価値がついたらしい。高いのか、安いのか。放映権やグッズ販売から肖像権まで含めると安いのでは、と言われているけど、1年経たないと結果はわからない。来年に今頃に結果が出ているだろう。
 1人の選手になんでそこまで金が出せるんだ?と誰もが思っている。いくら日本とアメリカの野球市場は規模が比べモノにならないと言っても、「人間の価値」に対する評価の基準が真逆でないとこんな評価にはならないはず。
 思い出すのは発光ダイオードを作った中村博士の事。200億円の訴訟を起こしながらも、もらったのは和解金としての8億円だった。中村氏は会社を辞め、アメリカに渉ってから
米国人は皆「あなたは優れた発明をしたのだから、数億円もらっているはずだ」と言われた、と話している。それで実情を正直に話すと、今度はダイレクトにこう言う。「スレイブ・ナカムラだ」と。日本ではどんなに素晴らしい発明をしても、技術者は単なるサラリーマンにすぎない。サラリーマンの給料しか、永遠にもらえない。スレイブ・ナカムラと言われたところで、最初はあまりピンとこなかった。ところが今、米国に行って約1が経ち、「私はスレイブだったんだ」と実感できるようになった。米国は、日本のように皆一緒ではない。(略)本当の「自由主義」で、優秀な技術者は多額の収入を得ていると著書に記している。
 アメリカでは特殊な才能には金を惜しまず、それだけの投資をするのが当たり前、という考えがあるのだ。そうなると、おむすび君の値段も納得できないではない。あんな球を投げられるのは人はそういない。となると自分の価値がどうなのか、非常に気になる。

posted by @6 : 20:14

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