< 2007年1月 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 >

時代の境目

 

僕はスタローンが好きである。だいぶ前の日記で「ロッキー」について必要以上に熱く、しかも予定より長く書いてしまった。
2005.11.1
2005.10.29

書いている間は興奮していたが翌日になって、「こりゃ長すぎて誰も読まないな」
と思った事を覚えている。
 その時のどうしても分かって欲しかった事は、映画「ロッキー」はアメリカン・ニュー・シネマの波を殺し、現代のハッピーエンド主義を作った事。当時の映画で愛は存在せず、正義は幻想で、自由はない。主人公が必ず最後に死ぬ。ベトナム戦争で苦しむアメリカを繁栄しているので、とりあえず暗い。主人公は反体制なんだけど、必ず体制側に殺されたり、個の無力さを思い知り映画は終わる。アンチ・ハッピーエンドなのだ。それを変えたのが「ロッキー」である。ロッキーはアポロには負けるが、誰が見てもロッキーは勝者である。それはロッキーが死にも狂いで努力し、ただのゴロツキだった自分との戦いに勝つからだ。それは当時のアメリカに対するメッセージでもあるんだよね。
 で、ついに今年、ロッキーの最新作が公開される。スタローンは60にしてまたリングに上がる。この映画の制作発表された時は誰もが「ププッ(笑)」と笑いを噛み殺したけど、以外や以外なんと批評家に絶賛されていて興業成績もいいらしい!!
 実はこの新しいロッキーはまた時代を変えるのでは、と思っている。それは「マトリックス」以降氾濫したCG多用映画に誰もが飽きているからだ。時代は繰り返すもので、もしかしたらまた単純で分かりやすい映画の時代が来るかも知れない。そんな事を思っていたら、「ダイ・ハード」の新作もあるらしい。「ダイ・ハード」も「ロッキー」も痛みを感じさせる映画なんだよね。殴られたり、裸足でガラスの破片の上を歩いたりして。
 ま、何よりもロッキーが階段を駆け上がるあのシーンにはどんなCGも叶わないしね。本当に楽しみである。ちなみにここで予告編見れます。僕はそれだけで泣きます。

posted by @6 : 00:55

Trackbacks

Comments

Replica Oakley Radarlock | 2013/8/26 01:40

気まぐれ the blog! 時代の境目

Comment Form

yesno
< 不便さを楽しむ たまごっち携帯卒業の巻 | top |