2005/11/25 金 | 2005.11
初めてドラえもんの声を聴いた時。
例えば好きなマンガがあるとする。
それが人気があって、アニメ化されるとしよう。その作品は大好きだし、アニメも楽しみにするんだけど、今までは絵でしかあり得なかった登場人物が実際しゃべる事になると・・・。
僕の場合はドラえもんだった。
僕はドラえもんのマンガがすきだった。マンガでしか知らない時のドラえもんやのび太は僕が想像した声でしゃべっていた。初めてアニメを見た時は「そんな声じゃない!」とすごく変な感じがしたのを憶えている。が、一度大山のぶよの声を聞いてしまったらが最後。それ以降にドラえもんのマンガを読んでも、セリフは全て大山のぶよの声できこえちゃうのだ・・・。
記憶とは不思議なもので、今ではドラえもんの絵と共に当たり前になった今の声が聞こえるんだけど、それ以前に自分にしか聞こえていなかった「自分だけの声」が思い出せない〜。これってなんだか凄くもったいないような、大人になっちゃって無くしたもののひとつだなあ。
すこし前まではコミック→アニメというパターンだったから、この「声があわない!」感覚があったと思うけど、アニメ先行のものもある現在、ガキどもはこの感覚を味わう事がないのかなあ。それはそれで可哀想な気がしないでもない。
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