花の都

 というわけで、いよいよ明日、私は花の都へと旅立ちます。アメリカに行ったときはアメリカ人はどれだけ「アレ」なのかを感じたかった、という目的がありました。フランス人にも少なからず同じ思いがあります。あいつらは本当に
「文化は俺たちが作ったから」
と思っているのでしょうか。何に対しても上から目線なのでしょうか。楽しみです。

本日でこのブログは終わり、明日から
http://number6design.net/ourlastdays/
へと引越します!相変わらずお付き合いいただける方、申し訳ありませんがお気に入りに再登録を。
パリ編、始まります。
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怪我

 ここに来て大きな怪我を克服しつつあったチームメイトにまた不幸が。今度は違うところを怪我してしまったのだ。詳細は知らないが、前の怪我との関連があるのだろう。体というのは正直なもので、どこかをかばう事でどこかに負担は生まれる。そこからは逃げられない。
 怪我と向き合うのは勇気がいる。よっぽど酷い接触プレイでないかぎり、責任は自分にある。その動きを回避することは出来なかったか、怪我をしない予防はしていたか、自分の体のコントロールが出来ているか、自分の体の強度を理解しているか。悔やまれる点はいくつでもあるだろう。怪我というのはこれまた強敵で、患部以外にも心にも効いて来る。場合によってはこっちのほうが酷かったりする。誰かに助けてもらう事はできないし、理解もしてもらえない。優しい言葉をかけられるのはそれはそれで苦しい。
 凄く前にも書いたけど、ある時点からは僕らは怪我をも共有しているんだよね。WEEDなんて選手の誰がいなくなっても戦力的には大差ないんだけど(笑)、不必要な奴なんて誰一人もいない。そして経験から言えるけど、全員揃って蹴れる時間は案外少ないんだよね。チームも選手生命だって永遠に続くものではない。さらに俺らは平均年齢が高い(笑)。そんな貴重な時間を怪我のために無駄にするのはとても勿体無い。我慢、鍛錬。体と同じように心も育てねば。競技に耐えられる体、気持ちと思考を混同させない心。これなら幾らでも協力できるぜ。
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ブラジル戦

 昨日の練習後、すべての情報を遮断し観戦に挑んだブラジル戦。直前のスポルトでKAZUのシザーズのシーンが映り、CMの後は!みたいな映像が流れたので慌ててチャンネルを変えた。見る間えに結果を知ってしまっては見る気分が失せるのは必死。勝ち試合であってもだ。
 いよいよ試合開始。予想通り、代表はピンチの連続を幾度と向かえ、ブラジルのシュートはあとちょっとのところで外れてばかり。いよいよやられた!と思ったらポストに救われる。フットサルをあまり見ない人は
「こんなにポストに当たるんだ、フットサルって」
と思ったに違いない笑。が、逆にポストにこれだけ当たるってことは逆に何かあるんじゃないか?と良く分からない所に希望を感じる人もいたに違いない。ジャイアント・キリングにはもってこいの展開じゃないか?と思ったけど、奇跡は起きず・・・。いいのか悪いのか分からない結果ではあったが、決定的な違いが両チームの間にあったことは確実。うまさとはシンプルさであり、正確さであり、意外性なんだなー、と感じた次第である。
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時間の概念

 そういうえば、この前かたアザラシ解体ショッキング映像の番組で面白いことを紹介していた。どうやらイヌイットには「時間の概念がない」らしいのだ。時間の概念がないから腹が減った時に食べ、眠くなった寝るらしいのだ。すげー自由だなあ、でもそれは動物と同じじゃないか!と思ったんだけど、どうやら「一日の区切りがない」と言った方が正しいらしい。
イヌイットは生肉を食うがそれが生活環境から生まれた知恵である。生活はかなり近代的で、普通にiPodを使っているし、未開とか野蛮とかというわけではないんだよね。生肉を食って時間の概念がない!なんて言われると、銛をもった暑い毛皮をまとったヒゲだらけの男を想像してしまうんだけど、そんな事は全くなく、その環境で生きる中で出来上がっていった文化・社会・常識なのだろう。時計ではなく、体の都合に従うわけだから、ある意味では自然とも言えるのかな。季節はほぼないし、一日中太陽の沈まない白夜もあるから自然とそうなるのだろう。いいなあ、と一瞬思ったんだけど途切れることなく続く日常って一種の地獄なんじゃないか、と思ったりもする・・。入ってみたいぜ。
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書き出し

 「小説家をさがして」という、ショーン・コネリー主演の映画がある。小説を通して通じ合っていく老作家と少年のイイ話なんだけど、老人が少年に小説の書き方を教える中で、
「書き出しに接続詞を使ってはいけない」
という台詞がある。本当はそんな事はなく、自由に書いていいんのだが、そこで老人が少年を試しているんだよね。
 書き出しといえば、「ライ麦畑でつかまえて」が印象的である。

もしも君が、ほんとにこの話を聞きたいんならだな、まず、僕がどこで生れたかとか、チャチな幼年時代はだんなだったかとか、僕が生れる前に両親は何をやってたかとか、そういったデヴィッド・カッパーフィールド式のくだんないことから聞きたがるかもしれないけどさ、実をいうと僕は、そんなことはしゃべりたくないんだな。

 まず頭に浮かんだのは、デイビッド・カッパーフィールドってあのマジシャンのことか?時代的に違うよね、という疑問と、こんな嫌な奴の話、最後まで読めるか?ということであった。書き出しの数行で、この話の雰囲気と主人公のなんとも言えない「ムカツク感じ」が分かってしまう。長い物語が始まる「書き出し」は重要なのだ。
 今、こんなサイトがあるんだよね。なるほど、新しい選び方が出来て非常に楽しい。ちなみに「デイビッど・カッパーフィルド」はディケンスの小説に出てくる登場人物で、あのマジシャンはここから名前をもらっていたのだ。
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練習試合

 今日はフクヤマさんに相手をしてもらっての練習試合。スコア的にはいいのか悪いのか、微妙なところだけどゲームの展開も同じように微妙な感じ。格上を相手にいい勝負したとも見れるけど、所々に「おしい」とは言えない判断ミス、技術ミスが続発。色んな意味で悔しい試合になった。いつも隣で練習している同士だけど、たまにはこういうのもいいな。
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どうなるやら

 ハシモトトオルとアサヒの喧嘩がはどうなるのだろ。記事を書いた佐野眞一は前に、ソフトバンク社長のソンマサヨシのルーツを探った本を書いていて、これが凄いおもしろいんだよね。家族揃って普通じゃない人生であることもそうだけど、書いている佐野自身の視線が物語に入っていて普通のノンフィクションではないんだよね。問題の雑誌は売れに売れまくって、今では買えないみたいだから必死でネットで探して読んだけど、手法がかなり似ていて読みたくなってしまった。ハシモトトオルのルーツもかなりおもしろそうだから、打ち切りになったのが勿体無い。
それにしても、ハシモトトオルの場合は公人なのかどうか、そこがポイントだよね。現在の立ち居地や将来のことを考えると、私人として捉えるのは無理がありそうだけど、公人だからって家族までを晒されるのは良くないだろう・・。それにしても、記事をボツにさせるチカラがあるのも怖い気がする。
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ものとしての美しさ

 僕のスニーカーや特定の衣類に関する偏愛については幾度となく書いてきた。そしてはその根底に流れているのは
「ものとして美しい」
かどうか、であることも書いてきた。ファッションアイテムともなればコーディネートとかバランスとか色合いとか、難しくて敷居の高いものが大事みたいだけど、僕はそうではなく、あくまでも
「単体でものとして美しいかどうか」
が大事なんだよね。変な話、美しければ機能性は駄目でもいい、ということになるのである。
 携帯電話もそうだよね。できればiPhoneを裸で使いたいけど、それじゃ2年以上持たせる自信がないため、僕はバンパーを愛用している。つい最近も金属のバンパーに新調したけど、iPhoneはそのままの姿で美しいのだ。変なものをつけるだけでデザイン性が損なわれるわけで、新しいバンパーの存在は嬉しいやら悲しいやら、なのである。このデザインに辿り着くまでに色んな人たちが色んなアイディアを出し合って、それこそ1ミリ単位の調整を繰り返してきたわけで、デザインのこだわりの一つの到達点なんだよね。そう思うと、ウサギの耳や変なツノがついた可愛いらしいケースを愛用している人をみると、ジョブスはどう思っているのだろう、と思ってしまう。あの世で微妙な表情を浮かべているに違いない。
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効果

 今週行われるフットサル日本代表とブラジル代表の親善試合を、観にいくメンバーが何人かいるらしい。本日、代々木体育館のそばを通ったら垂れ幕が出ていて、「あーやるんだ」なんて思っていたけど、これってフットサル熱がちょっと盛り上がっているってこと?何度も書いているように僕は観戦が苦手なのでイマイチ感じていたなかったけど、もしかしてもう「KAZU効果」来てる?ワールドカップの地上波放送は明らかにそうだと思うけど、それならそれでありがたいものだ。競技を支えるのはその人口だし、人気だし知名度なんだから、多くの人が注目してくれるのはありがたい。フットサルがいつかオリンピック種目になったり、中高での部活になったりと、夢は尽きない。案外フットサル界、今頑張りどころか?
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放送コード

 TVをつけたら、イヌイットの生活を紹介する番組をやっていた。イヌイットは狩猟民族でほぼ肉しか食べないのだが、それでも血液がサラサラだとかで、食生活を中心に紹介されていた。僕的に興味深かったのがアザラシを狩る場面。何か伝統的な手法でも紹介されるのかと思ったら、音でおびき寄せておいて水面から出たアザラシの頭を銃で狙ってぶっ放すというやり方であった。ずいぶん簡単だなあ、しかも銃弾がアザラシにヒットする場面もがバッチリ放送しちゃうんだ、とビックリしたんだけど、面白いのはこれからだった。殺したアザラシをもって帰って、船から下ろしたその場で解体して生で食べるのがイヌイット流。銃をぶっ放したおっさんが恐ろしく切れるナイフでアザラシの腹を縦にさばいて、肉片を切り取って食べていた。この時点でもちょっとグロなんだけど、なんとこの後、アザラシの解体をそのまま流していたんだよね。皮を剥いで、脂を落として、その後内臓までバッチリ映るんだよね。最近にはない中々のショック映像で、見とれてしまった。なんか分からない形をした肉片の下にグルグルになった腸があって、全てが赤すぎてもはや黒い血にまみれていて・・。最後に、使わない肉片を犬たちに投げるんだけど、犬たちも狂ったように肉片を貪り食う。顔の毛が真っ赤になっている犬もいて、もはやわざとショック映像を狙っているとしか思えない映像であった。
 良く考えるとこれが普通で日常なんだよね。規制なのか自主規制なのかTVで見ることはほぼないけど。この映像を見る前僕はスーパーにいたんだけど、生鮮食品売り場でキレイに並べられた食品を思い出した。こっちのほうが実は不自然なんだよね、わかっちゃいるけど・・。
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