our last days

　いろいろな場面で、「何が正しいのか」が分からずに足が止まる事って誰にでもあると思う。世の中の白と黒はほとんど混ざっていて、グレーの濃淡の差しかなかったりするものだし、正解がたしかに存在していても間違いの数はその倍はある。そして例え正解を把握していても、それを行うのはまた別問題なんだよね。
　迷った時に僕らはみんなで考える。みんなで話し合う。僕らはみんな別の存在で、意見もその人数の分だけあるものだから、簡単にはまとまらない。考え方が間逆だったり、声の大小があったりと、逆に問題がわからなく事だってある。が、色んな意見をすり合わせている内に全く考えていなかったこと、予想していなかったこと、見えていなかった方向から思わぬ何かが見つかることがある。これって、特別なことだよね。
　これはフットサルの話でもあるし、普段の生活の話でもある。
「みんなで考える」
というのは当たり前で簡単そうに思えるけど、実はそんなことはない。お互いに対する思いやりや相手の話を受け入れる度量が必要になる。自分の意見を伝える能力も必要になる。何が本当に一番良いのか、客観的に判断できることが必要になる。人と一緒に何かをする、考える事って個人をすごく成長させるんだよね。そしてこれはきっと正しいあり方なのだ。

　1年を振り返って思い出すことはたくさんある。暑い日のこと、悔しかったこと、すごく嬉しかったこと。そしてこれらを思い出すと、不思議と来年が楽しみになってくるんだよね。新しい一年を前にそんな気分になれるなんて、僕はきっと恵まれているのでしょう。みんなのおかげです。来年も今と変わらず「みんなで」やっていきたいな、と思う。きっとそれが正しいやり方だから。

　急遽決まった基礎練習に参加。4,5人でやるはずが、リザーブスからも参加してくれて何だかんだで10人。いつもと違うことをやるのは新鮮で、いつもとちがうだけに新しい発見もあって、楽しかった。終わってから皆で飯を食べながらあーだこーだ。こっちの方はいつも通りだけど、これはこれでいい締め方かな。とにかく皆元気で、笑顔とともに締めくくれてよかった。

　もう後ちょっとで今年が終わる。思い返せば今年は色々とあった一年である。毎年同じ事を言っている気がするけど、毎年同じだから仕方ない。総括すべき出来事はあれど、思い出せるのはほんの少し。僕の記憶力に問題あることは認めるが、そういうものじゃないか？
　時間の流れがどうのこうのって良くある話である。歳を取ると早くなるとか、楽しい時の時間はすぐ過ぎるが逆に苦しい時の時間は長いとか、良くきくし日々実感するよね。まあ、普通に考えれば時間の流れは一定で、意識する時間が延びたり縮んだりするんだろうけど、本当に早く流れているんじゃないか？と思わないこともない。時間の流れを科学的にとか、哲学的に捕らえようと思えば、考えている内に来年になってしまいそうである。確かにそこにはあるけど捕らえにくい、それが時間である。でも、一つだけ確実なのは、時間は有限であるって事だよね。
　
　こういう話をすると、
「今日が最後だと思って生きろ」
「無駄な瞬間なんて一つもない」
という格好いい台詞が必ず出てくるよね。たしかにそうだし、心理だと思うけど、最近では「そこまで気合い入りまくりでなくてもいいか」
と思うこともある。ゆっくりと流れていく時間があってこそ頑張れるのだし、結局はバランスなんじゃないか、と。そしてこの考えはフットサルに通じていたりするんじゃないか、とも思うんだよね。
　というわけで一年を振り返って思うのはこのぐらいだけど、まあ来年は
「やべぇ、あっという間だったなあ」
という感想が浮かばないようにしたいと思う。

　何かを頂いた時に出来るだけ返すようにしている。頂いたものと釣り合いがとれるようなものを選ぶんだけど、僕はこの
「プレゼントを返す」
という作業が好きなんだよね。僕の場合は「自分が好きなものしかプレセント出来ない」というのがあって、プレゼントされる相手のことは正直あんまり考えてなかったりするのが問題だったりするけど。
　この前、「男の友情〜」を書いている時に気づいたんだけど、ヤローのために何が良いのかを真剣に考えている時の僕ってかなり怪しい指数高いよね。この前もノブからウェアを頂いて、そのお返しに何が良いのかをずっと考えてて結局僕の好きなEUのワッフル生地のサーマルにしたんだけど、割と真剣に考えるんだよね。（笑）
　まあ、誰しも感じたことがあると思うけど「おくりもの」というのは特別なもので何かいいよね。というわけで、首を長くして待っていたプラシャツセットが届きました！プレゼントではないけど、これも真剣に考えたぜ！

　あまりの出来具合にスルーしようと思っていたけど、やっぱり一言言わずにはいられない、日本代表の新しいユニフォーム。巷でも良くない方向に話題になっているみたいでアディダス不買運動まであるらしい。正直前回のレッドカードデザインを見たときから、次かその次かでとんでもないデザインが来るんじゃないか？と期待していたんだけど、その期待を超えちゃっているんだよね。(笑)これは微妙な問題で、普通すぎては駄目だし、先鋭的すぎても駄目。デザインはいい意味で期待を裏切らないといけないものだけど、この場合はどっちに当てはまるのか未だわからない。笑
　問題の赤線は「結束」を表現しているらしいけど、その逆の「分断」にしか見えないところはまだいい。まだ許せる。(ソックスはナイと思うけど)僕が一番嫌に思うのは色である。濃紺よりも濃いあの紺は暗すぎるし、肩に青が入っていることでより汚く見える。肩の部分も同じ色にすればよかったのに・・。一瞬プラクティスかと思ったよ。今期のADIDASはスペインやドイツやアルゼンチンでシンプルながらもいい感じのデザインを発表していただけに残念だ。
　どんなダサいユニでも、チームが強くて勝ち続ければ不思議と格好良く見えるものだが、今回もその魔法に期待するしかない。

　「ショーン・オブ・ザ・デッド」と「ホット・ファズ」という二本の傑作コメディ映画がある。ストーリーは全く違うんだけど、監督と主演の二人が同じである。イギリスの人たちなんだけどお国柄を良く表現していて、舞台はいつもイギリスである。こういう「チーム」で映画を作ることは映画業界では良くある事みたいで、このチーム以外にもあると思うけど、とにかくこのチームが作る映画は最高なのである。
　主役の二人は「ショーン〜」では友人同士、「ホットファズ」では警察官の相棒同士を演じている。どの映画でも互いを思いやる設定になっていて、いかにも仲良しコンビに映るんだけど、実は実生活でも仲がいいらしい。そしてこの2本の映画では無二の親友だったり、なったりする展開になっている。さらにそれだけでなく、必ず
「お互いに対する気持ち」
を再確認するシーンがあるのである。見方を変えれば二人のラブストーリーに見えないこともなく、気持ち悪いと言えば気持ち悪い。（笑）
　こういう「男の友情」は角度を変えればゲイ的な何かに見えないこともない。新作「宇宙人ポール」ではこれを逆にいかして、ゲイに間違われて笑いを取りまくっているけど、
「男の友情＝ゲイっぽい何か」
という構図は必ずあるよね。
　新作の「宇宙人ポール」では、この二人が憧れていたアメリカに行くことになる。男二人で旅をしているものだから、行く先々で
「ゲイ？」
ときかれては否定する事を繰り返すんだけど、否定すればするほどなんだか怪しくなってくるんだよね。（笑）僕らが想像する以上にアメリカにおけるゲイ差別はひどいみたいで、イギリス人の二人はそこを突いている。そこに今度は宇宙人が転がり込んでいるわけだから、もう何がなにやら。男と男の友情もあれば異星人感での友情もあって、「宇宙人ポール」は最高の映画である。

　観戦が得意でないことは前に何度も書いている。
　クリスマスに試合があることはずっと前から決まっていたけど、僕がでれないことが決まったのは前の試合でのことなので（笑）、予期せぬ観戦であった。今日、スタンドからみんなの頑張りを見せてもらったけど、あの寒さなのに脇汗がびっちょりという結果になりました。内容については色々とあることでしょうが、とりあえずは一年の締めくくりとしてはいい形なんじゃないのでしょうか。ある程度の結果を出したことでちょっとした満足感がみんなの中に生まれていると思うけど、それに目もくれず残りの試合を戦いたい。そのために練習をしているのだし、それが僕らの一年の活動に対する誠実さだと思う。
　帰る途中、みんなの頑張りを祝福するかのように一瞬雪が降りました。すぐ消えていくさまに、俺らは精一杯やってなんぼと、気持ちの再確認をしました。

　クリスマスの鉄板映画「34丁目の奇跡」は実にいい映画である。見ている人は案外少ないんじゃないか、とも思うので未見の人がいたら是非お勧めしたいです。
　この映画で「自分が本当にサンタクロースである」と言い張るおじいちゃんが出てくる。このおじいちゃんがデパートに雇われ大人気になり、商売敵がその人気を潰すためにおじいちゃんを精神異常者として告発し、収容所に入れる。おじいちゃんに弁護士が付くんだけど、おじいちゃんを外に出すためには
「彼が本当にサンタクロースであること」
を証明しないといけない訳で、ここから映画は法廷劇になっていく。弁護士は途中で、
「サンタの存在を証明しても意味なんてないでしょ、やめなさい」
と言われるんだけど、彼は
「この裁判はサンタの存在が問題ではなく、サンタが象徴するもの、愛とか優しさとか思いやりとか、そういうった形のない物の存在を証明するための戦いなんだ」
と反論する。僕はこの部分がすごく好きなんだよね。
　
　クリスマスは世界が一年の中でもっと平和を意識する日である。一年を振り返りながら、みな今年体験し感じたことを思い出す。その中に
「自分が誰かにした、してもらった事」
も含まれる。ひとそれぞれだろうけど、誰しも一人だけで生きているわけではない。

　この一年は311を含め、人の力だけではどうにもならない、抗いようのないものが世の中にたくさんあることを知った。この世にはどうしょうもない大きな何かがあり、それがいつどこでどうやって牙をむくのか分からない。一寸先は闇であり、不確定であり、グラグラしたその上を僕らの日々が流れている。明日がくるかどうかは定かではないんだよね・・・。が、その逆に「34丁目の奇跡」にような思いやりや優しさも存在する事を知ったよね。なんだかんだでYAMEE-Tも売れて2万円寄付できた。似たような事を色んな人が世界中でやっていたはずで、それを思うと知らない誰かのために何かをした人は多かったんじゃないかな。こういう事でもない限り起こらないことではあるけど、起こらないってことは絶対にない訳で、それを知れただけでも世の中捨てたもんじゃない。メリークリスマス

　オバマ大統領が来日し、天皇陛下とあった時のニュース映像が印象的であった。出迎えた両陛下に対しオバマは歩み寄り、握手をしながらお辞儀をしている映像である。そのお辞儀は外国人の政治家がするものではなく、なんていうか、礼儀正しさがにじみ出る深いお辞儀だったんだよね。それだけの映像だけどオバマの人人柄を知ったのとともに、外国人から天皇はどう見えるのか、がとても気になった。日本の政治家にたいして取る態度とは全く違うと思うんだよね。
　僕は思想も傾倒もないけど、天皇は好きである。もちろん何を知っているわけではないけど、美智子様に常に気を使っている姿や、人々に話しかける時の姿勢、姿というか、立ち方が好きなんだよね。天皇陛下がよく使われる言葉に
「心を寄せる」
というのがあって、そのあり方をよく表している気がする。天皇に出来ることは国民とともに喜んだり苦しんだりすることで、それが一番大事だったりするのかも知れない。そういう意味ではこの一年はきっと難しく、苦しい1年だったことだろう。
　被災地に赴いた時の表情や笑顔にも誠実さが感じられ、本当に心から人々の心配をしているように思える。一番最初に書いたオバマと会ったときの顔もいい笑顔なんだよね。最近では体調不良のニュースも多く心配だが、今の日本の状態を思うとまだまだやることがたくさんありそうである。

　DEVI-Tの第2弾を発表します。今回はプリント部分がホワイトのみになりますので、Tシャツの色は濃い色になります。
（毎度のブラックonブラックがいい感じだからホワイトonホワイトもありかも知れないけど）
フロントには
「The devil is not so black as he is painted.」
《悪魔は絵に描かれている ほど黒くはない》
の一文を入れました。もちろん、今回も意地の悪い(笑)メッセージを込めています。その下には悪魔や不吉な「こわかわいい」（流行らせましょう）マークを並べています。
バックには
「KEEP CALM AND CARRY ON」のメッセージを入れました。数奇な運命を辿った有名なポスターの一文なんだけど、そのまま頂きました。ジョージ六世が国民に当てたメッセージだったから、本当は文章の上にジョージ六世の王冠が印刷されていたんだけど、その変わりにデビル君を配置しました。そしてメッセージがメッセージだから、デビル君がトライデントを持っていません。第二次世界大戦の頃のプロパガンダポスターのメッセージが2011年の現代にそのまま使えるなんて素晴らしい。

半袖　2200円
タッチアンドゴー/6.5ozヘビーウェイトＴシャツ/カラー

サイズはこんな感じです。
色はこんな感じです。





長袖　2400円
タッチアンドゴー/6.5ozヘビーウェイト長袖Ｔシャツ（リブなし）

長袖は色が少ない！
ホワイト、グレー、ネイビー、スーパーブラック、チャコール、レッド、クリムゾンレッドだけです。


今回はキッズもあるよ！
半袖　2000円
色は半袖と同じです。



というわけで、
半袖 2200円
長袖 2400円
キッズ 2000円
10枚集まったら作成します。

という感じです。他にもベースボールシャツなどもあるので、欲しい人は連絡ください。