our last days

　オバマ大統領が来日し、天皇陛下とあった時のニュース映像が印象的であった。出迎えた両陛下に対しオバマは歩み寄り、握手をしながらお辞儀をしている映像である。そのお辞儀は外国人の政治家がするものではなく、なんていうか、礼儀正しさがにじみ出る深いお辞儀だったんだよね。それだけの映像だけどオバマの人人柄を知ったのとともに、外国人から天皇はどう見えるのか、がとても気になった。日本の政治家にたいして取る態度とは全く違うと思うんだよね。
　僕は思想も傾倒もないけど、天皇は好きである。もちろん何を知っているわけではないけど、美智子様に常に気を使っている姿や、人々に話しかける時の姿勢、姿というか、立ち方が好きなんだよね。天皇陛下がよく使われる言葉に
「心を寄せる」
というのがあって、そのあり方をよく表している気がする。天皇に出来ることは国民とともに喜んだり苦しんだりすることで、それが一番大事だったりするのかも知れない。そういう意味ではこの一年はきっと難しく、苦しい1年だったことだろう。
　被災地に赴いた時の表情や笑顔にも誠実さが感じられ、本当に心から人々の心配をしているように思える。一番最初に書いたオバマと会ったときの顔もいい笑顔なんだよね。最近では体調不良のニュースも多く心配だが、今の日本の状態を思うとまだまだやることがたくさんありそうである。