our last days

　いろいろな場面で、「何が正しいのか」が分からずに足が止まる事って誰にでもあると思う。世の中の白と黒はほとんど混ざっていて、グレーの濃淡の差しかなかったりするものだし、正解がたしかに存在していても間違いの数はその倍はある。そして例え正解を把握していても、それを行うのはまた別問題なんだよね。
　迷った時に僕らはみんなで考える。みんなで話し合う。僕らはみんな別の存在で、意見もその人数の分だけあるものだから、簡単にはまとまらない。考え方が間逆だったり、声の大小があったりと、逆に問題がわからなく事だってある。が、色んな意見をすり合わせている内に全く考えていなかったこと、予想していなかったこと、見えていなかった方向から思わぬ何かが見つかることがある。これって、特別なことだよね。
　これはフットサルの話でもあるし、普段の生活の話でもある。
「みんなで考える」
というのは当たり前で簡単そうに思えるけど、実はそんなことはない。お互いに対する思いやりや相手の話を受け入れる度量が必要になる。自分の意見を伝える能力も必要になる。何が本当に一番良いのか、客観的に判断できることが必要になる。人と一緒に何かをする、考える事って個人をすごく成長させるんだよね。そしてこれはきっと正しいあり方なのだ。

　1年を振り返って思い出すことはたくさんある。暑い日のこと、悔しかったこと、すごく嬉しかったこと。そしてこれらを思い出すと、不思議と来年が楽しみになってくるんだよね。新しい一年を前にそんな気分になれるなんて、僕はきっと恵まれているのでしょう。みんなのおかげです。来年も今と変わらず「みんなで」やっていきたいな、と思う。きっとそれが正しいやり方だから。