コピー商品の世界

 とあるショップですごく気に入ったシャツがあったんだけど、僕のサイズがない、というのは良くあるパターン。しかたなくネットで探していたら、なんとそれが新品未使用でオークションに出ていた。やった!と一瞬思ったんだけど、その金額が定価の10分の1以下の金額であった。オークションだから金額が安いわけではなく、新品なのにそういう金額なのだ。怪しいなあ、と思って説明文を読んでみたら
「海外並行輸入品ですので、国内販売製品と仕様が多少異なる場合もあります」
という一分が添えられていた。ハハー、ようはニセモノ・パチモノって奴か・・・。と一気にテンションが下がってしまった。
 ユニを集めている時は良く、本物と偽物の見分け方について研究したものである。その作業自体が面白かったりしたんだよね。なぜなら、ニセモノの技術がどんどんレベルアップしていて、時折本物との差がほぼなかったりするのだ。
 たとえば何かを500着作る時に、必ず多めに素材を発注する。とうぜん、500着を作り終えたら素材が残る。その500着は完全にラインセンス付きの本物であり、本物として流通する。が、良くあるのが、工場が勝手に残った素材で商品を作ってしまう事である。これらの商品は本物と同じように、同じ場所で同じ素材で作られるんだけど、ラインセンスは付かない。全く同じものなのに、ニセモノになるのである。商品としは同じものなのに、本物の10分の1ぐらいの価格で売られるのだ。消費者とすれば、全く同じなのに全然安いんだからこっちの方がいい!となるかと思うんだけど、一抹の気持ち悪さがあるのも事実・・。実際、僕も購入を見合わせてしまった。
 素材もデザインも作る場所も人も同じ。でも、本物ではない・・。いや、本物なんだけどね・・・、決定的に違うって話なんだけど。笑。こうなると、ニュースでみる中国の笑えるコピー商品とかの方が全然いいなあ、と思ったりする。笑。
散財もの | comments (393) | trackbacks (0)

時間の概念

 そういうえば、この前かたアザラシ解体ショッキング映像の番組で面白いことを紹介していた。どうやらイヌイットには「時間の概念がない」らしいのだ。時間の概念がないから腹が減った時に食べ、眠くなった寝るらしいのだ。すげー自由だなあ、でもそれは動物と同じじゃないか!と思ったんだけど、どうやら「一日の区切りがない」と言った方が正しいらしい。
イヌイットは生肉を食うがそれが生活環境から生まれた知恵である。生活はかなり近代的で、普通にiPodを使っているし、未開とか野蛮とかというわけではないんだよね。生肉を食って時間の概念がない!なんて言われると、銛をもった暑い毛皮をまとったヒゲだらけの男を想像してしまうんだけど、そんな事は全くなく、その環境で生きる中で出来上がっていった文化・社会・常識なのだろう。時計ではなく、体の都合に従うわけだから、ある意味では自然とも言えるのかな。季節はほぼないし、一日中太陽の沈まない白夜もあるから自然とそうなるのだろう。いいなあ、と一瞬思ったんだけど途切れることなく続く日常って一種の地獄なんじゃないか、と思ったりもする・・。入ってみたいぜ。
日々 | comments (254) | trackbacks (0)

KAZU

おそらくだけど、僕らが思っているよりブラジルでのカズの存在は大きいのかな。ブラジルでのキャリアを紹介される時は、お決まりの映像とサラッとした表面的な説明だから、イマイチわかりにくいんだよね。当時の記録が見られないのも残念な話。若い頃は無名の存在だし、日本にサッカー文化なんてないものだから当たり前か。追いかける人も記録する人もいないか。それほど、社会におけるサッカーの価値って今とは比較も出来ないものだったんだろうなあ。そんな時代に15にして、しかも単身で地球の裏側に向かう気分とはどんなものか、想像も出来ない。
今のJリーグがあるのはカズのおかげと言える部分はある。それも決して少なくない。Jリーグでやったことをカズはまたフットサルでやろうとしているのかな。あの時とは時代もカズ自身も違うけど、期待せずにはいられない何かを持っている人。ボールが自分の前に転がってくる人なんだよね。そうでもなければあの歳までやれないか、精神的にも肉体的にも。
フットサル、サッカー | comments (296) | trackbacks (0)

練習

 今日も練習、終わってから長い話し合いがありました。正直整理は難しいけど、体現していくしかない事だけはハッキリしている。こういう話し合いって、来るべくして来るんだよね。このタイミングで来たことには意味があるのだろうし、何もかも自分次第って事だ。頑張らねば。
フットサル、サッカー | comments (296) | trackbacks (0)

イー・モバイル

product_online_s51se.jpg つい最近、SOFTBANKに買収されたことで話題になったイー・モバイルのショップに行ったんだけど、思わぬ機種を発見。写真のものがそうなんだけど、SONYのminiシリーズの商品なんだよね。小型携帯電話の系譜はとっくに途切れたと思っていたけど、細々ながら今でも生き続けていることが嬉しい。おそらく現行のスマートフォンや携帯電話の中では最小なはず。ついつい気になってモックを何度も触ってしまった。そもそもイー・モバイルで携帯電話の取り扱いがあることを知らなかった。WI-FIだけというイメージだったのだけど、違っていたみたいだね。機能はどうあれ、あの形が良くてついつい欲しくなっちゃったよ・・。それにしても、なんでもっと携帯端末をアピールしないのだろうか。今後はSOFTBANKの傘下に入るわけだから、何か変わるのかな。
散財もの | comments (270) | trackbacks (0)

書き出し

 「小説家をさがして」という、ショーン・コネリー主演の映画がある。小説を通して通じ合っていく老作家と少年のイイ話なんだけど、老人が少年に小説の書き方を教える中で、
「書き出しに接続詞を使ってはいけない」
という台詞がある。本当はそんな事はなく、自由に書いていいんのだが、そこで老人が少年を試しているんだよね。
 書き出しといえば、「ライ麦畑でつかまえて」が印象的である。

もしも君が、ほんとにこの話を聞きたいんならだな、まず、僕がどこで生れたかとか、チャチな幼年時代はだんなだったかとか、僕が生れる前に両親は何をやってたかとか、そういったデヴィッド・カッパーフィールド式のくだんないことから聞きたがるかもしれないけどさ、実をいうと僕は、そんなことはしゃべりたくないんだな。

 まず頭に浮かんだのは、デイビッド・カッパーフィールドってあのマジシャンのことか?時代的に違うよね、という疑問と、こんな嫌な奴の話、最後まで読めるか?ということであった。書き出しの数行で、この話の雰囲気と主人公のなんとも言えない「ムカツク感じ」が分かってしまう。長い物語が始まる「書き出し」は重要なのだ。
 今、こんなサイトがあるんだよね。なるほど、新しい選び方が出来て非常に楽しい。ちなみに「デイビッど・カッパーフィルド」はディケンスの小説に出てくる登場人物で、あのマジシャンはここから名前をもらっていたのだ。
日々 | comments (276) | trackbacks (0)

練習試合

 今日はフクヤマさんに相手をしてもらっての練習試合。スコア的にはいいのか悪いのか、微妙なところだけどゲームの展開も同じように微妙な感じ。格上を相手にいい勝負したとも見れるけど、所々に「おしい」とは言えない判断ミス、技術ミスが続発。色んな意味で悔しい試合になった。いつも隣で練習している同士だけど、たまにはこういうのもいいな。
日々 | comments (592) | trackbacks (0)

代表戦

kazu__.jpg 本日代々木で行われた日本vsブラジルフットサル代表の試合、おおいに盛り上がったようだ。うちからも何人かが観戦に行っていて、少しだけ雰囲気を味わうことが出来た。去年にブラジルとやったときは1-12ぐらいで負けたらしいけど、今回は3-3だもんね。向こうの本気具合はわからないけど、いい結果であることに変わりはない。それにしても、8千人も集まったんだよね。KAZU効果オンリーだとは思わないけど、大多数がそうであることは疑いようがない。これがいいのか悪いのか、色んな意見があるだろうけどこの熱が一つの答えになっていると思う。なんてことを考えながら、今日、ニュースに目を通しながら見たこの写真がとても気に入った。何とも画になっているなあ。
フットサル、サッカー | comments (228) | trackbacks (0)

どうなるやら

 ハシモトトオルとアサヒの喧嘩がはどうなるのだろ。記事を書いた佐野眞一は前に、ソフトバンク社長のソンマサヨシのルーツを探った本を書いていて、これが凄いおもしろいんだよね。家族揃って普通じゃない人生であることもそうだけど、書いている佐野自身の視線が物語に入っていて普通のノンフィクションではないんだよね。問題の雑誌は売れに売れまくって、今では買えないみたいだから必死でネットで探して読んだけど、手法がかなり似ていて読みたくなってしまった。ハシモトトオルのルーツもかなりおもしろそうだから、打ち切りになったのが勿体無い。
それにしても、ハシモトトオルの場合は公人なのかどうか、そこがポイントだよね。現在の立ち居地や将来のことを考えると、私人として捉えるのは無理がありそうだけど、公人だからって家族までを晒されるのは良くないだろう・・。それにしても、記事をボツにさせるチカラがあるのも怖い気がする。
日々 | comments (520) | trackbacks (0)

ものとしての美しさ

 僕のスニーカーや特定の衣類に関する偏愛については幾度となく書いてきた。そしてはその根底に流れているのは
「ものとして美しい」
かどうか、であることも書いてきた。ファッションアイテムともなればコーディネートとかバランスとか色合いとか、難しくて敷居の高いものが大事みたいだけど、僕はそうではなく、あくまでも
「単体でものとして美しいかどうか」
が大事なんだよね。変な話、美しければ機能性は駄目でもいい、ということになるのである。
 携帯電話もそうだよね。できればiPhoneを裸で使いたいけど、それじゃ2年以上持たせる自信がないため、僕はバンパーを愛用している。つい最近も金属のバンパーに新調したけど、iPhoneはそのままの姿で美しいのだ。変なものをつけるだけでデザイン性が損なわれるわけで、新しいバンパーの存在は嬉しいやら悲しいやら、なのである。このデザインに辿り着くまでに色んな人たちが色んなアイディアを出し合って、それこそ1ミリ単位の調整を繰り返してきたわけで、デザインのこだわりの一つの到達点なんだよね。そう思うと、ウサギの耳や変なツノがついた可愛いらしいケースを愛用している人をみると、ジョブスはどう思っているのだろう、と思ってしまう。あの世で微妙な表情を浮かべているに違いない。
日々 | comments (576) | trackbacks (0)
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