2006/12/25 月 | 2006.12
平和への祈り
戦争中にもクリスマスはある。昨年のこの日に戦争中の二つの国が「クリスマスだけは止めておこうや」と話し合って、クリスマスだけ停戦をしたエピソードを書いた。
ベトナム戦争が泥沼化していた1969年のクリスマス、世界の12都市に巨大な看板が出現した。そこにはそれぞれの国の言葉で「戦争は終わる、あなたが望めば」と記されていた。それらの看板はジョン・レノンとヨウコが掲げたものであった。その2年後、クリスマスの定番となった「ハッピー・クリスマス<戦争は終わった>」は発表され、その平和への想いは今も歌われている。
20世紀は戦争のミレニアムと呼ばれた。2度も大戦を繰り返した反省の弁であった。21世紀が始まってまだ何年もたっていないのに反省は活かされる事なく、状況は悪化している。同時多発テロの直後、ジョン・レノンの「イマジン」は放送禁止になったっけ。
歴史を見ると戦争をしていない時間の方が短い。僕らは平和が普通だと思っているが、戦争がデフォルト状態で、合間に平和な時間が少しだけ挟まっているのだ。クリスマスの時期になるとみんな平和を意識し、平和ってなんじゃろ?と考える時間である。問題は僕ら(世界)は真の平和を知らない(体験したことがない)ことにあり、作り出さないといけないもの、発明しないといけないものなんだよね。
やさしさは本能じゃない、だから鍛えないといけない。昨日の文章にはきっとそのためのヒントがある。国と国の関係は結局は人と人の関係であるわけで、人を思う事が、やさしさを鍛えることが平和への道かもしれない。
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