2006/9/2 土 | 2006.09
アイドル、アイマール

最近知ったけど、アイマールがレアル・サラゴサに移籍していた。サラゴサはすでに同じポジションで同じ国籍のダレッサンドロを獲得している。アイマールはバレンシアで5年半過ごしていたので、そろそろ出る頃ではあった。市場が開く度に移籍が噂されていたけど実際に行動することはなく常に残留していたから以外だった。思えば2002年大会はヴェロンの控え、2006年大会はリケルメの控えだったアイマール。ここ何年かは表舞台での活躍はなく、今年で26歳。移籍時といえばそうかも。 アイマールは数多くいるマラドーナ候補生の中でも、一番の候補だった。技術の高さはもちろんだけど、小さな身体で狭い隙間を抜いていくプレイスタイルがマラドーナとに似ているからだ。現在ではメッシーが一番の候補だと言われているが、プレイスタイルがあまりにも違うため、 TVだけでの決まり文句になっている。
アイマールにはもう一つのセールスポイントがあって、それはセールス面である。そのビジュアルからアイマールはアイドル的な人気があって、バレンシアの様な小さなチームがアジア遠征を行えたのもアイマールひとりのおかげである。僕はバレンシア-アントラーズという非常にレアなカードを一度見に行った事があるが、バレンシアサポーターの95%はアイマールの名前しかコールしていなかった。当時は入団したてのディ・バイオがいて、出て来た時に喜んだのは僕ととなりに座っていたスペイン人だけだった。
残念な事にアイマールには広告塔としての興味は一切なく、非常に無愛想である。僕が見に行ったその試合もケガで出場せず、試合前にグランドを何周かしただけで帰っていった。スタンドに向かって見事なぐらいの無視を決めて、一度も手を振らず、視線もあげずに姿を消した。試合終了間際にはユニフォームを片手に出てきて、「出場するのか?」と期待させるだけさせて置いて、ずっとベンチに座っていた。僕はサインなんていらないけどせめて手を振るべきじゃないのか?なんて思って、あまりの無愛想さについアントラーズを応援してしまって、バレンシア陣営の中で肩身の狭い思いをした。思えばその時はスタジアムの前で「アイマールTV」と書かれた販促物をもらったけど、そんなものが実現される事はなかった。恐らく何かの宣伝活動を予定していたのだろうけど、アイマールはそういうキャラではないらしい。
アイマールにはここで是非とも頑張ってもらって、サラゴサで結果を残してもらいたい。今回の移籍では追い出された感があって、必ずしも納得の上ではない移籍の様だ。バレンシアを見返して欲しい。
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