2006/9/24 日 | 2006.09
桑田の引退
引退ではないかも知れないけど、桑田が「とりあえず」ジャイアンツを退団する事になった。野球をやった事のある人なら誰もが憧れる存在で、僕の世代の人たちがリアルタイムで見てきた天才である。見ると解るけど桑田の球というのはどんな剛速球ピッチャーと比べても描く線に「力強さと美しさ」があって、例え130前後しか出ていなく「ストレートっぽい」のである。
21年という野球人生で桑田は大投手となった。今後の報道できっと語られる事もないと思うけど、桑田は常にダーティなイメージを背負ってきた。ジャイアンツ入団希望の清原の代わりにジャイアンツに入団した頃からそれは始まっていたのかも知れない。性格的に暗いイメージもあったし、暴露本も出されたし、投げる不動産などと呼ばれ莫大な借金を抱えたことも今では語られる事はないだろう。桑田はそう言った噂や報道に反論することは一切なく、常にプレイで己を表現したきたのがより一層カリスマ性を高めている。
桑田は守備も打撃も一流だった。清原と桑田を選ぶ時に、その守備と打撃のセンスが決めてとなったと言われている。ピッチャーとしてはダメでも、バッターとしてもモノになるだろうと球団側は思ったのだった。そこがまた憧れる所で、野球で人生を表現した男、野球でしか自分を表現できなかった男、野球で多くの事を得ながらもそれと同じぐらいのものを失った男、という不器用さや頑固さや薄幸さとはまたちがう魅力が桑田にあるんだよね。天才なのに報われないみたいな。これからどこかも球団で投げるかもしれない。最後の最後までしがみつく姿というのは天才には似合わないけど、桑田ならちがう話か。
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