2006/9/3 日 | 2006.09
ストリート・カルチャー
30歳を前にする僕が「ストリート・カルチャー」なんてタイプしているとなんだか気恥ずかしい気持ちがありますが、気にせずいきます。
実は最近「ロード・オブ・ドッグ・タウン」という映画を見た。これが心にグサっと刺さって、引っ張って取ろうとしたら今度は返しが引っかかって取れない、みたいな状態になってしまった。
アメリカ西海岸ヴェニスビーチ周辺、通常ドッグタウン。この見捨てられた街で育ち、スケートボードに明け暮れる3人の少年たち―トニー、ステイシー、ジェイ―にとって、風を切ってストリートをすべるときだけが最高に楽しい瞬間だった。やがて、溜まり場にしていたサーフ・ショップを中心にスケートチーム【Z-BOYS】が結成され、ますます彼らのワイルドなスケーティングに磨きがかかる中、平坦なストリートから立体的なスケーティングができる"空っぽのプール"こそが彼らの聖域となる。そして全米のスケート大会に出場し、突如としてメインストリームに登場した彼らはその革新的なスタイルで若者たちを熱狂させ、瞬く間にスーパースターになっていく。しかし同時に、その発狂を利用するメディアが彼らをビッグビジネスに巻き込もうとしていた。「20年後も僕たちの夏休みは続くんだ─。」そうプールのそこで誓った3人だったが・・・。的な感じ。
どうしようもない悪ガキが特殊な世界で有名になっていくパターンというのは多くの映画で見る事が出来るけど、この映画は事実。当時のメンバーの一人が脚本に参加しているけど思い出を美化していない所がいい。どの人にも青春時代があって、当時の仲間がいて、その時失ったモノや得たモノを抱えながら生きていくんだけど、この映画ではその感覚がすごく身近にあって、なんだか自分の参加している感覚になっちゃうんだよね。
で、この映画でのストリート・カルチャーはスケボー。75年だから、僕が生まれる前の話なんだよね。ただの遊びが一大ムーブメントになっていって、それが伝染病の様に広がり、巨額の金と名声を得る手段になっていく流れはまるでジェットコスターの様に一瞬で、その速さが若者の青春と繋がっている。悲しいのは大人の世界から見ると彼らはただのガキに変わりはなく、ストリートで生まれたカルチャーは絶対に文化にはならないんだよね。この映画では終いには金儲けのために利用されてしまうから、威厳や価値なんてあったもんじゃない。もしかしたら「ストリート・カルチャー」なんて名前を付けた時点でその意味が失われているのかも知れない。うーん、なんだか言いたいことがまとまらないので興味のある人は是非とも見てください。
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