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日本は沈むのか?

 「日本沈没」。あまりにもダイレクト過ぎるそのタイトルには大きなインパクトがあって、宣伝としては完璧なタイトルだろう。大勢の人がその響きに誘われて劇場に向かったにちがいない。
 僕は映画は未見なんだけど、草なぎに日本が救えるとはとても思えないので、恐らく日本はバッチリ沈むのであろう。(そんなわけないか)この映画はリメイクで、聞けば前作の主演は藤岡弘。なんだか草なぎと藤岡弘を比べるとどう考えても藤岡弘の方が助けてくれそうだけど、ちがう意味では逆に危なっかしいのでどっちでも同じか〜。
 この映画に合わせてTVで地震予知の番組をやっていた。いつか来ると言われながらまだ来ない関東大震災等、(永遠に来て欲しくない)日本に住んでいる人なら誰にでも大地震に対する潜在的な恐怖心があって、今回のこの映画はこのポイントを上手く突いている。誰もが心の片隅に、
「今日は大丈夫だろうけど、いつかは大きな地震が来るかも知れない」
と思っている。別に真剣に考えているわけでもないけど、何故か捨てることの出来ないそんな不安。そりゃこの映画は気になるでしょう。
 この「潜在的に恐怖を煽って注目を浴びる」は大人気TVシリーズ「24」の十八番。9.11以降いつどこから攻撃されるか分からない不安に怯える国民に「24」の様に、常にアメリカが攻撃される様子をスリリングな展開で見せつけ、いつもギリギリのタイミングでなんとか助かるパターンははそりゃ大人気になるにちがいない。核爆弾、細菌兵器、大統領暗殺。ある意味とても綿密に練られていると言っても良いし、逆に安易なアイディアと言えなくもない。現実との絡み合いもあればもっといい。
 よく考えると恐怖心にスポットを当てた映画は昔からある。インディアンと対決する映画、宇宙人と対決する映画もそうだし。願わくは「日本沈没」が防災の意識の向上に働きかけてくれる事を願う。

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Comments

ダメふみ | 2006/7/29 04:33

海外ドラマ好きの俺がなんで24にハマれないかがわかりましたよ。「ボウリング・フォー〜」じゃないけれど恐怖とか陰謀論で人を動かそうとするのが好きじゃないからなんだなぁと。人動かすならやっぱり信頼や感動にしてほしいです。

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