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象はでかい

 今日は個人参加でSEVILLANASのパパと一緒になる。パパはこのブログを読んでくれていて、終わってから昨日の書いた動物園の話をした。パパには娘さんがいて、その子を動物園に連れていった時の感想を教えてくれて、とても興味深かった。小さな子供は象の存在を図鑑やTV等で知ってはいるが、初めて見たときはそのシワ、におい、大きさにやっぱりビックリしたようだ。昨日は動物を「見た」と表記したけど、実際は動物を「体感する」、と書いた方が正しいかもしれない。初めて動物園はもはやテーマパークなのだ。
 象で思い出したけど、上野動物園で象を見ていた時のこと。象は二匹いて、大きいのが一匹、子供が一匹だった。親子かなあ、なんて思っていたときに知らない老人が話しかけてきた。この人はボランティアで案内をしているようで、ガキのように象を見ている僕に話しかけてきた。なんだ?怪しいなあと思っていたけど話を聞くことにした。なんとあの象は愛子さまに送られたもので、タイからの送りものだったのだ。象をプレゼントといういはすごい話だなあ。象がペットか・・。実はタイのスリン県という所が何年もかけて植林に成功し、それを支えたのが日本からのボランティアだった。失敗を繰り返しながらも何年も挑戦は続き、その度に日本人ボランティアが海を渡って支援した。そして、徐々に緑が広がり、鳥をはじめ野生生物が戻り始めた。この植林活動は今も続いていて、市民同士の交流の輪も広がっている。そして最近はスリン県のの産業は水田農業になった。後進地域が先進地域に躍り出ようとしている。二十数年間もの間に絶えることなく続いてきたスリン県民と日本人ボランティアの努力の賜物である。いい話じゃないか。象の名前もこれまた素敵で、オスはアティ(太陽)、メスはウタイ(日の出)という名前なのだ。


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