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ほ乳類かウィルスか

 昨日は体調が悪かったのでずっとあのgoogle localで遊んでいたんだけど、歴史的に有名な建物をずっと見ていたら、不思議な気分になった。
google local は航空写真を張り合わせた地図。主要都市になればなるほど細かい写真を見る事ができて、昨日乗せた写真なんかは解像度が高い方。あまりの高機能に、これは軍事的・防衛的にはどうなんだ?みたいな心配もしちゃうぐらいだ。だって、皇居とか普通に見れるからねえ。
 で、昨日みながら思ったんだど、地球は広いなあって事。そして人類は都市に集まる。都市は上から見るとグレー一色で、中心部を離れるとどんどん緑が増えていく。緑はすごくキレイなんだけど、都会を上から見るとあまりの汚さに閉口してしまう。なんだか必死でしがみついている感じがして、気持ちが悪くなってくる。
 人類は一応ほ乳類という分け方になっているけど、地球の歴史から見れば、人類はどうみてもウィルスに近いものらしい。広がるスピードが半端じゃないのだ。広がった先から回りの環境を壊していく様は人体でいうガンなんだそうだ。これは地球を一つの生命体として考えるガイア理論の考え方である。
 で、昨日地図を見ながらそのガイア理論の事を思い出したんだ。人類はやばい存在だなあ、と。でも、面白い事があって、ウィルスは絶対に自分の宿主(キャリア)を殺さないんだ。自分の宿主を殺せば、分も死ぬからだ。あのAIDSだってどんどん弱体化していて、50年後にはもしかしたら人を殺さない存在になる可能性もあるんだそうだ。生物の進化は基本的には「いかに自分の遺伝要素を残すか」という一点に尽きるので、時間を与えられればウィルスは宿主を殺さない方に進化するはずなのだ。
 出来れば人間もそうやって進化したいもんだ。

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