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切ないその2。

 切ない事について書いたら、なんだか世の中が切ない事に満ちている気がしてきた。子供の頃の話なんかをしていると周りの空気をこの「切ない感じ」が包んでくれて、とてもいい感じなのである。なんというか、いい大人が遠くを見ながらさあ、
「あの頃は・・・」
なんて言っていたら、それだけで切ない。
他にも

「ずっと好きだったんだよね・・・」
「結局はダメだったんだけどさ・・・」
「忘れようとしても忘れられないんだよね・・・」
「一生懸命だったんだよね・・・」
「あの時俺、簡単にあきらめたんだよね・・・」

なんてセリフを吐かれたら、僕はその場で泣いちゃうかも知れない。これらは昨日書いたようななんだか「ダサイ」に近い切ないではなかく、「悲しい」に近い切ないなんだよねえ。世の中の多くの小説や映画はこのポイントを良くわかっていて、そこを攻めてくるんだよねー。よく考えれば、「経験」という事自体切ないものなのかも知れない・・・。

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