個人とつながり

 今回の震災でわかったことに「みんな繋がっている」ってことだよね。それは気持ちとか、今回の支援に見られるような愛や愛国心や博愛とかじゃなくて、社会の中で生きるなかで、ってことである。誰かが自分の生活の中で一歩歩くだけでもそこには誰かの仕事があり、誰かの都合があり、誰かが考えて誰かが作った何かがたくさんあって、そしてほかの誰かの生活もあるんだよね。普段は気にしないどころか、その存在すら知らない地域の影響を受けたりすると、社会って案外狭いけど、すごく複雑に出来ているんだ、という事に気付く。知らない、遠いどこかの出来事を他人事だと思っていても、本当の意味での傍観者ではいられない。選択の余地はないのだ。たしかに街は電線で繋がっているし、水道管も走っているし、僕らは憲法や税金で繋がっているといえるけど、もっと本質的というか、「生きているとはそういうこと」ってことかなあ。誰もたった一人では生きれないってのは本当なのも知れない。そしてこれって必ずしもいい意味とは言えない・・。
 好きな曲の歌詞で

君と僕が結ばれているように、君は他の誰かと結ばれている
巡り巡ってその誰かと僕も結ばれている

というのがあるけど、本当にそうかもね。
日々 | comments (7) | trackbacks (0)
calendar
<< April 2011 >>
SunMonTueWedThuFriSat
     12
3456789
10111213141516
17181920212223
24252627282930
selected entries
categories
archives
recent comments
profile
others