松井

 松井選手のチームが決まったというニュースなんだけど、世代間での熱の差があることがちょっと面白い。
 
 野球が好きで、僕の世代に近い人たちにとっては松井は特別な選手である。松井がメジャーに行ったときには楽しみや期待感はもちろんあったけど、それ以上に松井がいなくなる「喪失感」の方が全然大きかった様に思う。それには松井は甲子園の頃からずっとスターであり、さらにプロになってから巨人の4番として毎日のようにテレビに映ってきたことが理由だと思う。松坂やダルビッシュもすごい選手で、アメリカでの活躍は楽しみではあったんだけど、彼らが行ってしまう「喪失感」よりこれより見せてくれるプレイのほうが楽しみだったんだよね。行ってしまう悲しみの方が大きく感じられる、それが松井という選手なのである。野球の中継が減り人気も停滞している今、そう思える最後の選手でもあるんじゃないかとも思う。
 松井はメディアへの対応が真摯である選手としても知られている。調子が良いときも悪いときも常にマスコミと話をし、その姿が夜のスポーツニュースで流れた。スポーツニュースを見ているお父さんたちは毎日の様に松井越しに見たわけだ。そこでみんな感じたのは「松井っていい奴なんだろうなあ」という事なんだよね。そのオーラが漂うのが松井という選手なんだよね・・。

松井は追い込まれてから力を発揮する選手である。期待出来るぜ。
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