切ない・・、けど行きたい

 もっていたCDや本や雑誌を全て処分してから、なるべきものを買わずに来た。これが中々快適で、荷物が少ないこの状態を気に入っているんだけど、時たまこれは買いたい!と思うものもある。でもなあ、荷物になるからなあ、なんて自分に言い聞かせながら我慢していたんだけど、ついに我慢できずにこれを買ってしまった。
9784480426390.jpg「珍世界紀行-ヨーロッパ編」
と言う本の文庫版である。本当はハードカバーのが欲しかったんだけど、6000円ぐらいするんだよね・・。
 ヨーロッパのアングラなスポットを紹介している、普通の観光客は絶対にいらないガイド本である。写真がたくさんあって、そのどれもがグロいものばかりのため、手にとっても静かに棚に戻す人が多いと思うが、それに惹かれたんだよね。当たり前だけど、ヨーロッパには蝋人形やミイラや死体などの病理的なものを見る文化があって、あるというかかなり濃いんだよね。普通のガイドブックにはもちろん載らないし、その国の人たちだって見向きもしない人が大多数だろうど、それでもそういったアングラでエログロな文化が長く続く土壌はちゃんとある。その街の人たちはその存在すらも知らない博物館に、遠くの国からわざわざ来る人がいるみたいな。多様性って素晴らしい。
 この本の写真はあまり載せられないものが多かったんだけど、こんな一枚があった。この一枚に釘付けになってしまい、行きたい博物館がもう一つ増えてしまった。
IMG_2337.JPGロシアの中央革命博物館にあるスプートニクに乗って初めて宇宙に出た動物ライカ犬なんだよね・・。もちろん回収されていないから、剥製でもなんでもないと思うけど、専用の宇宙服を着せられている様子があまりも切なく、見たら泣いてしまいそうだ。
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