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背番号あれこれ

 サッカーの雑誌、ワールドサッカーグラフィックの特集「背番号伝説」が大変面白かった。サッカーの歴史の中で背番号はどう変わっていて、どのように特殊な意味を持つようになったのか。なぜ10はエースナンバーで、9はセンターフォワードで、7はドリブラーなのか。その答えはやっぱり歴史の中にあって、その説明文が面白かった。
 各チームにはエースナンバーがあって、それは最初から特別だったわけではなく、偉大な選手が背負う事でその価値を高め、特別な意味を持つ様になる。という事は、その後にその番号を背負う選手には期待とある種のプレッシャーが付きまとう。
 サッカーの創生期には背番号というシステムはなく、最初に採用されたのは1927年、アーセナルの試合での事だったようだ。その理由は「遠くからでも選手を識別出来るように」と、ファンサービスの意味が込められている。「見ている人に解りやすいように」という動機付けがサッカーのその後の商業化を表している気がして興味深い。
 Jリーグも最初はスタメンが1〜11を付けていたが、その後背番号固定に変わった。その中には「シャツが売れる様に」という意味が当然ある。誰しも自分の憧れの選手のシャツを着て応援したいからだ。という事は特定の選手のシャツだけが売れて他の物はそうでもないという事にもなっちゃうんだよね〜。
 ちなみに背番号の上に選手の個人名を初めて入れたのもアーセナルらしい。

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