2006/10/26 木 | 2006.10
真の野生児
FLORIANO'では野生児の名を頂いている僕ですが、この度そういう本を読んで、これが大変面白かった。野生児というのは、子供時代から人間と隔絶された世界で育ち、人間の社会的行動様式や言語に触れないまま育った子供の事をさす言葉である。都市伝説レベルで誰もが聞いた事があると思うけど、狼に育てられた少女がいるとか、犬に育てられた子供がいるとか、そいう噂話のネタにはなっているが、実際に報告された件も、研究された事件もある。
幼児虐待のニュースで最近あったと思うけど、夫婦が子供を部屋に監禁してろくに食事を与えず、警察に捕まった事件があった。半年前ぐらいかな。その時の女の子の年齢が13歳でありながらも、精神的、知能的には5,6才の程度であった。この事実は実は研究の対象になっている。なぜなら
「人間は生まれもって知性と理性を備えているのか、それとも動物と変わらず、環境によって人間性が形成されるのか」
という事が明らかになるからである。とはいえこういった研究は人体実験の側面があって、人権問題、倫理的に、または個人を守るためにオープンになることはなく、タブーとされている。
過去にあった野生児のケースを読んでいると、とても面白いんだけどなんだか見てはいけないものを見ているようで、非常に複雑な気持ち。人間の人間性というのは育つものなのか、持っているものなのか・・・。逆をいうとどんなに洗練された人間の中にも獣の部分があって、本能に限りなく近く、暴力などが代表的な行為だろうか。怖いよ。
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