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亡国のイージス

 で、昨日はテレビで「亡国のイージス」をやっていたね。ジャンル的には政治的な内容にアクションを交えながら、尚かつ哲学的な要素をも含めた上手い作り方の映画である。それにとどまらず、日本の俳優陣のイイトコロをごそっと使ったキャストが豪華すぎてクラクラします。が、物語の中心的な部分を担う役をそんなに有名ではない俳優にやらせる所もまたいいです。
  国の定義を問うという非常に哲学的な考え深い映画でありながら、その中身は真田広之の「ダイ・ハード」という、実にアンバランスな要素を完璧に融合したのがこの映画の面白い所。

「平和な世の中で、国に何の意味がある?」
「平和というのは戦争と戦争の間の隙間なんだよ。日本はその隙間に60年も浸かっている。俺はそれでいいと思う」
「日本人はいつになったらこれが戦争だと気付くんだ?」
「今日、何人の子供が死ぬと思う?」
「忘れ物だ」(見た人はわかる)
という重いセリフがありながら、真田広之が泳いだり、戦ったり、人を守ったり、正義を語り、銃を撃ったり撃たれたりする。
 この映画には原作があって、原作を読んだ人なら2倍楽しめるだろう。実際映画を見ても「???」と思う場面が多い。時間の都合もあるだろうけど、やっぱり潔すぎる編集のせいである。想像力で補えよ、ってことか?とはいえ映画とはしては良作であって、見る価値のある一本である。

 バブル以降、文化もモラルも人間価値も堕落し、「亡国」と化した日本。命をかけてこの国を守る意味があるのか?平和ぼけは悪い事なのか?その前に「平和」ってなんだ?戦争ってなんだ?国防ってなんだ?真田広之みたいな人材が自衛隊に本当にいるのか?

posted by @6 : 20:44

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