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YOU ARE NOT WHAT YOU BUY

 EPOSクレジットカードのCMで、
「YOU ARE WHAT YOU BUY」
というコピーのものが最近TVで流れている。スーパーの八百屋みたいな所で、女性の衣服が野菜模様になっていて、その女性が動くと棚が空いているという、ちょっと印象的なCMである。そのコピーが
「YOU ARE WHAT YOU BUY」である。意味は「何を買うかであなたが決まる」
なのだが、良く考えると
「あなたの価値はあなたが買うもので決まるんですよー」
と言っていて、非常に腹が立ちます。100%間違っていると思う。
 僕の好きな映画で「ファイト・クラブ」という、消費社会をおちょくった作品がある。その映画で主人公タイラーが吐く名セリフがたくさんあって、
「人間の価値を決めるのは職業ではない。銀行の残高でもなければ、乗っている車でもない。財布の中身でもない」
というのがある。上の「YOU ARE WHAT YOU BUY」とは真逆の考え方である。もちろん、クレジット会社とテロリストとは考え方が違うのは当たり前だけど。
 消費というのは、自己実現の一番の方法である。自分がありたいと思う姿を、自分自信で作り上げる事ができるからだ。身につけるもの、乗る車、アクセサリー、部屋の模様まで、全て自分のイメージを作る事が出来る。自分はこうありたい、こう見られたい、センスがいいと思われたい、オシャレだと思われたい、という願望を叶える事が出来る。「買う」という行為は「自分のイメージを作る」事でもあるんだよね。
だからと言って、買うもので自分の価値が決まるとは思わない。貧乏な人間より金持ちな人間の方が人間的に優れているとも思わない。いいものを買える人間が、買えない人間よりも高い次元にいるとも思わない。高級・値段の問題でもない。安くていいものを選別出来る人でも同じ。買うもので人の意味・価値は上下するハズがない。消費は価値の基準にはなり得ないのだ。まあ、クレジット会社のCMだし、そこまで真剣に考えることもなければ怒る必要もないけれどね。
 「ファイトクラブ」では主人公のタイラーが作った集団は次第に凶暴化して、最後にはテロリズムに走ってクレジット会社のビルを爆破する。タイラーが正しいとは思わないが、言いたい事は分かる・・・。

posted by @6 : 11:37

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