2007/12/23 日 | 2007.12
クリスマス停戦
05年のクリスマスのこのブログで、戦争をしている二つの国が
「クリスマスの間だけ」停戦をしたという話を書いた。これは第一次世界大戦のドイツとイギリスの事である。面白いのはこの出来事は戦争のルールではなく、非公式に行われた事である。停戦というのは実質的には死体片づけである。両軍が話を合わせ決まった時間に攻撃を止め、死体を片づけた。これにはもちろん、なくなった兵士をへの想いから来ているのだが、戦争を続けるために必要な作業であった。
が、1914年、第一次世界大戦のドイツとイギリスの間には交歓会があった。塹壕にろうそくを灯したりして、それなりの交流があった。兵士達は互いの母国語でクリスマス曲を歌ったり、たばこを楽しみ、ドイツはウィスキー、イギリスはソーセージを持ち寄り歓談を持ったという記録が残っている。前日まで殺し合っていた人たちが火を囲み、言葉も通じない中、時間を過ごした。
日本で最初のクリスマスは室町時代に行われたと言われている。戦争をしているキリシタン大名同士が、一時休戦して祝ったのが初めてのようである。
結局クリスマスと戦争は真逆の存在ではあるけど、だからこそ表裏一体の存在なのかな。クリスマスの間だけ戦争を止めるという事も美しい事でありながらも、実はかなり滑稽な行為だとも思う。昨日まで殺し合っていた人間同士が互いに歌を歌いあうが、その翌日にまた殺し合う。その矛盾こそが人間が人間たる所以なのかな。
実はこのドイツとイギリスのクリスマス停戦は後から世界中に広がっていく。場合によっては元日まで延ばされた。やっぱり誰もが平和を望んでいるのだ。
現在のクリスマスは商業的なイベントである。宗教的な意味より経済的な意味合いが強い。クリスマスにホテルをとって彼女にプレゼントをしてイイコトをする。これってバブルの悪習で、間違ったクリスマスのあり方だと誰もが思うけど、平和なそれでいいじゃん、と思う。平和ぼけでもいいよ、と思う。結局それが目標なんだから。
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