2009.07.06 Monday 22:56
静けさ
NHKの「世界遺産への招待」でモン・サン=ミシェルが紹介されていた。この写真を見るたびに行ってみたいと思う場所である。1000年以上の歴史がある事、満潮時には島への道が海に消え、飲み込まれる巡礼者もいたという逸話、そしてどの写真を見ても違う顔を見せる風景はまさに「神秘的」である。この世界に「ファンタジー」が存在するのであれば、モン・サン=ミシェルがまさにその中心地にちがいない。僕のモン・サン=ミシェルに対する憧れはたぶん、「静けさ」に対するものだと思う。今日の番組で修道院の中での様子が移っていて、中庭、回廊、そして食堂でも物音がすることなく、僧侶たちも皆静かであった。食事をする時はしゃべってはいけないという決まりがあるようで、誰もが黙々と食べ物を口に運んでいた。その静寂は1000年の間も守り続けられたもので、なんというか、高貴さというか、「これた正しい」みたいな説得力があったんだよね。僕らの生活の中で静寂を感じることはないし、もし感じた時には逆に不安になる事もあるかも知れないけど、なんとなく憧れるものである。
「冬の朝、起きたら一面に雪が積もっていて、妙に静か」
と感じた事が誰にでもあると思うけど、その静けさが持つ心地よさかな。