2009.07.15 Wednesday 19:29
怖い絵
最近「怖い絵」という本を読んでいる。タイトルこそちょっとしたホラーな感じがするけど、絵画を紹介しながらその絵画に塗り込められた裏のストーリーを解説してくれる本である。僕は全然知らなかったけどすでに「怖い絵3」
まで出ていて、シリーズ化されている人気本のようである。
僕は芸術作品の知識が全くなく、かといって興味もないのだが、この本の「ちょっと変わった見方」のおかげで興味が沸いてくるから不思議なものである。「ダヴィンチ・コード」の時に「最後の晩餐」のに隠された謎が色々と紹介されたけど、そこまでサスペンスの要素はないが似たような感じで絵画の解説をしてくれる。
絵はそれこそ文字よりもずっと前から存在している文化である。人々が自分たちの境遇や主張をそれとなく伝える手段であった時代もあった。神への恐怖を植えつけたり、貴族社会を批判したり、大っぴらに伝えることの出来ない思いを絵画が運んだこともある。今なお現存するものは時代を超えてそのメッセージを僕らに伝えてくれている。僕が絵画に対して抱いていた
「なんとなくお洒落」
という要素は実は皆無で、どの絵画も当時の社会と密接に関係を持っていて、その絵画を見ることで当時の世の中を除き見たり、その作品を書いた画家の内面を(ちょっとだけではあるけど)理解することが出来たりする。かなり勉強していないと、想像する事すら難しい時代の1シーンを見るのは不思議な感覚である。
今までそういう全く考え方をしてこなかったので、かなりのショックだったんだよね。ただ単に食わず嫌いをしていたようなもので、ちょっと恥ずかしい。