ハリー・ポッター

 「ハリー・ポッター」シリーズの最新作、
「ハリー・ポッターと謎のプリンス」
が昨日全世界で同時に公開されて、あちこちで色んな新記録を樹立しているらしい。一作目が公開されたのが2001年のことだから、かなりの時間が経っているのに相変わらずの人気である。地上波で過去作を放映したりとプロモーションも完璧だが、それだけではなく、やはり、作品の高い評価から生まれた固いファン層がハリー・ポッターの世界を支えているということでしょう。
 僕も今までの作品を全部見ている。そこまでのファンでもないが、今度の作品も劇場に見に行きたいと思っている。未見の人は「ハリー・ポッター」と聞いただけで子供向けの甘いファンタジーを想像するだろうけど、実はそんなことは全くなく、かなり暗い、限りなくホラーに近い作品である。

 とにかく主人公のハリーが大きな運命を背負っており、そのために毎回苦しんだり傷ついたりする。両親は幼い頃に殺されており、親戚の家に居候をしているので肩身の狭い思いをしている。おまけに変な力があるものだから、白い目で見られていて、半ば虐待のような扱いを受けている。ハリーはその力を使って悪と戦う事になる。もちろん彼に選択肢はない。戦いは苦しく、そしてその甲斐もなく最強の敵は蘇り、いつしか自分の周りの人たちも一人一人と亡くなっていき、ハリーは自分のせいなのではと思い込んでいく。それでも世界の未来は彼にかかっており、戦いから逃れることは出来ずに孤独に陥る。
 ハリーの最大の願いは自分が幼い頃に殺された両親に会うことなのだが、これが全くかなわない。魔法を使って会える!という展開が何度かあったと思ったら、やっぱりダメという結果に終わっている。ハリーは最終巻では17歳って事になっているみたいだけど、17歳の青年にはきつ過ぎる運命なのである・・・。後半になるにつれ、子供と一緒に見に行くような映画ではないんだよね。

 暗い物語といえば「ロード・オブ・ザ・リング」だけど、「ハリー」シリーズも同じでイギリス人が書いている物語である。僕は両物語とも好きだけど、きっと救いのないその暗さが好きなのだろう。イギリスってそういう風土があるのだろうか。
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