由来

 ひょんな事から僕の苗字が万葉集に出ていることがわかって、非常に驚いている。わが一家には鳩山一家のような輝かしい歴史もなければ、神秘的な点が何一つなく、ただ「珍しい」という特徴があるだけだったので、これから自慢しょうと思う。
 元は瀬戸内海に浮かぶ小さな島の名前で、地理的に遣唐使や遣隋使が最後に滞在する島だったらしい。故郷との別れを惜しみながら、無事帰ってこれるようにと願いをかけた歌を詠み、その歌の中にこの島の名前が入ったわけである。それらの歌が万葉集に記録されている。これは1300年も前の事。
 島では過疎化が進み、戦後には5000人いた人口は今では500人前後。若い人もほとんどいない。今では世界最小のクジラ、天然記念物に指定されている「スナメリ」が住む海として有名である。
 実はこの島に原発を作る計画が進んでいるんだよね。漁業で暮らしている島民のホトンドはもちろん反対していて、この戦いは30年も続いている。もちろん、自民党がたてた計画である。めちゃくちゃにモメている八ッ場ダムもそうだし、高尾山のトンネル工事もそうだし、これらの計画は政治家と企業がグルになって金儲けをしようとして立てた計画である事は明白で、時代が変わった今ではその意味すらをも失っている。政権交代をもってこれらの問題に決着が訪れるかは微妙だけど、きっとこういう事って日本中にあるに違いない。
 自分の名前が1300年もの間続いてきたとは思えないし、本当に僕の名前とゆかりがあるかどうか不明だけど、一度は気にした問題なんだから、これからも注目して行こうと思う。
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