メンバー発表

 盛り上がる気配が全くないまま、ついにサッカー日本代表のメンバーが発表された。他の国は予備登録メンバーとして30人ぐらいのリストを発表して、ぎりぎりのところW杯に連れて行く23名を発表するのだが、岡田監督はいきなりの23人を発表。選手の気持ち的にいいのか悪いのかは別として、
「外れるのは市川、北澤、カズ・三浦カズ」
事件の経験を受けての発表なのだろう。選手的にはどうなのだろうか。選ばれた人は早めに安心できていい調整を行えそうだし、外れた選手は気持ちを切り替えるて次にステップに移ることが出来る。選手が所属するクラブチームだって早めの発表は嬉しいだろう。そしてユニで一稼ぎをしようと企んでいるADIDAS様だって、発表の瞬間からユニにマーキングを始めることが出来るのだから、誰もが嬉しいはずである。発表を先延ばしにしては選手は常に「最後のアピール!」と発破をかけられ、気を抜くことが出来ず本番前にして変な疲労を抱える事になりかねない。早めの発表にしておけば全て丸く収まるのだ。でも・・・、何となくつまらない感じがするのは僕だろうか?発表される前まではどの選手にも可能性はあるわけで、誰もが自分の頭のなかで「自分だけの代表」を作くることが出来る。こういうものってあーだこーだ考えている時が一番楽しいしね。きっと今頃多くの人が、
「俺の日本代表の方が強い」
「俺の日本代表の方が魅力的」
「そもそも鹿島かガンバを丸ごと出した方が強いんじゃないか?」
「岡ちゃんは本当に小笠原が嫌いなんだね」
と思っていることでしょう。さて、今大会はどうなるのかな。
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