暴力

 どんなに大人しく見える人にも絶対に暴力的な面はある。おそらく暴力は本能に近かく誰にでも備わっている部分なのだろう。時には回りを助け、自分を守るものとして機能することもあるが、同じように人を傷つけることが出来る。良いも悪いも表裏一体なんだけど、矛盾なく寄り添っている。
 
 フットサルをしている時に、暴力的な側面が自分にもあることに気づくことがある。荒いプレイをされたり、仲間がされると頭に血が上る瞬間を感じるんだよね。そこで自分をコントロールできる理性があるから衝動に流されることはないけど、自分は決して無害な存在ではなく、他人や自分自身をも傷つける能力があることを自覚できる。
 
 暴力の嫌な所は、
「どうすれば終わるのかがハッキリしない」
って所なんだよね。一度始まったものをどう収めるかって問題である。相手を殺せばいいのか?相手が泣けばいいのか?謝ればいいのか?血がでればいいのか?(笑)。そもそも衝動的なものなんだから、論理的な答えなんてないんだろうけど、一度発動したものを問題なく収めるのは難しい。
 暴力嫌いとか、暴力反対とか、言うのは簡単だけどこの問題から目をそらして、ただ非難するだけで何も考えないという事は逆に危険な気がするんだよね・・。
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