よく言うと団結

震災後の日本人の行動が世界中から賞賛されたことは素直に嬉しい。暴動もパニックも起こさずに順番を譲り合う人々の姿は確かに感動的であった。戦後の驚異的な復興もきっとこのような形で行われたのかな、と想像させてくれる美談でもある。
そして扇風機とうちわが売れまくっているらしい。もちろん、本格的な夏に向けての節電にやはり皆まとまろうとしているのだ。すごく良いことだとやっぱり思うけど、節電に熱心過ぎて熱中症になる人がいたり、エアコンをつけるのは悪!見たいな空気が生まれていて、何だかちょっとした気持ち悪さを感じている。この空気感を作ることもそうだし、その空気を読んで そのと通りに行動する事もなんだかおかしい気がするのだ。何が1番良いのかを熟慮した上での決定だったら良いのだか、周りの顔色を伺っての決定だった、それは団結とは呼べない。

何か大きなことがあると、一方向に向いた大きな流れるが生まれ、世の中全てがその方向に向いてしまう。エコもそうだし、原発もそう。エビゾーの時だってそうだった。たしかに皆で一致団結することは必要だと思うんだけど、冷静になって
本当はどうなんだろ?
と考える、発言できる世の中でないと危険なんじゃないか、と思うのである。団結ってきっと、価値観を作ることでは無く、価値観をすり合わせることなのかな。
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