イエティ

 ロシアが大マジで雪男を捜すというニュースを聞いて、素直に喜べない自分にガッカリである。子供の頃だったらマジで!と大興奮し、ニュースをくまなくチェックしては発見の一報を心待ちにしてたろうに・・。男ならガキの頃のUMAは1つのロマンで、それ系のテレビ番組はみんな大好物だったと思う。ネッシーとかムケーレムベベンベとかね。そういう番組は決まって何の答えも出せないまま終わるんだけど、不思議とガッカリ感は一瞬だけだったんだよね。
 今回のイエティのニュースを聞いて感じたのは
「なんか、古いニュースだよね」
ってことである。ニュースのスピードの事ではなく、一昔前のニュースのようだなあ、ってこと。世の中がこういう事を楽しむ余裕を持っていた頃のニュースっぽいな、って思ったんだよね。
 こういう未確認系って、いるかいないかを真剣に問うのではなくて、いるかいないかの微妙な所を楽しむのが一番楽しいのかな、と今は思ったりする。ちょっと冷めた感じだけど、大人になったってことかな。
 とは言え、未確認生物がいるかいないかときかれたら、僕は何かしらいるんじゃないかと思っている。地球が隅々までに観察され、極限までに狭くなった今でもきっと何かはいる思う。
 国立科学博物館には、ホルマリン漬けになったリュウグウノツカイがある。あまりの長さに何回見てもびっくりするんだけど、あれはきっと世の中に多くあるシーサペント伝説の元なんだろう。名前が付いていて図鑑にも載っている今でこそリュウグウノツカイを見てもビックリはしないけど、昔の人間はそうはいかない。あの形を見た人は様にに悪魔や怪獣を信じたことだろう。まあ、少なくなることはあっても、謎はなくなることはない。イエティが本当にいるかどうか、答えが出てくれたらそれはそれでいいかな。
 
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