タンタン

 そういえば千葉銀行のキャラがタンタンなんだよね。今度映画をやるけど、それがすごい楽しみである。スピルバーグと「ロード・オブ・ザ・リング」のピーター・ジャクソンが手を組むわけだし、題材がタンタンだからね。
 
 タンタンはベルギーの漫画で、主人公のタンタンが色んな国にいっては色んな事件にあい、なんだかんだで解決していくストーリーである。常に一緒にいるのは愛犬のスノーウィ。犬のくせに酒が好きなんだよね。しばしばトラブルを起こしてタンタンを困らせる。スノーウィがメインの話もあったり、ときたま何の前触れもなく人間の言葉をしゃべったりして、タンタンから主役を奪う勢いである。
 タンタンの魅力はなんと言っても「リアル」な所。タンタンは実際にある場所に行って、そこには実際に存在する車があったり風景がある。だから、行った事のない、見たことのない場所をタンタンを通して感じる事ができる、という所が好きだったんだよね。最後には月まで行っちゃうからアレだけど。世界中を回るタンタンを読みながら、子供たちの想像力も一緒にあっちこちの飛んでいたんだよね。その「飛んでいる感じ」がすごく良くて、読んでいる自分も一緒にコンゴやエジプトやロシアに行っている気分になれたのである。
 大人になってから知ったんだけど、作者はベルギーを出たことがなかったんだよね。リアルな場所も描写もストーリーもリサーチと、それこそ大きな想像力から生まれた事をしって、逆に納得した。作者も読者と同じように飛んでいたのだ。
 
日々 | comments (545) | trackbacks (0)
calendar
<< October 2011 >>
SunMonTueWedThuFriSat
      1
2345678
9101112131415
16171819202122
23242526272829
3031     
selected entries
categories
archives
recent comments
profile
others