もちもの

 映画「セブン」に出てくるキャラでサマセット刑事というのがいる。引退間際の刑事で、嫌々ながらブラピ演じる若い刑事に付き合って残酷な事件に巻き込まれていく。サマセット刑事はとても几帳面な性格で、このは映画は身支度をするサマセットの姿から始まる。
 鏡に身かってネクタイをキッチリ締めるサマセット。顔は真剣だ。それが終わると、キレイに棚に並べられた所持品をスーツとシャツのポケットにセットしていく。鍵、警官バッチ、折りたたみナイフ、ペン、ハンカチ、銃。きっと長い刑事生活の中で、毎朝同じように準備をしていただろうということが伺える。おそらく順番も同じなはずだ。僕はこのシーンが好きである。それは、ずっと同じ持ち物を長く使う人をカッコいいと思うからである。気に入ったものをいつまでも変えずに使い続ける。なんだかいいんだよね。サマセットはそれらの道具をキレイに一列に並べている。それは「ものを大事にしている」とも思えるけど、
「それが好き、自分に一番あっている」
って事が方が当てはまる様に思う。自分に合う「ベスト」を持っているってところがいいのかな。大人になれば僕もそういうことするのかなあ、と期待していたけどマダマダのようだ。
 サマセットの持ち物に携帯電話が入っていないところもまたいいんだよね。今の生活では無理かかな。
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