コロッケはなぜ正しいか

 最近もそうだけど、ちょっと前からものまねがまた流行っているよね。名前は忘れたけど派手目な女の人が最近よく出ていて、たしかにすごい上手い。本人と同じ声で同じように歌えるのはたしかにすごい事だけど、僕的にはイマイチつまらない・・。
 良く、歌っている途中で本人登場!ってパターンがあるよね。今日、まさに最近流行のモノマネが上手い女の人が歌っている途中で本人が出てくる予定調和のハプニングがあった。その人は本当に上手いから、まるで同じ人二人が同じように歌っている様に聞こえる。僕はそれを見ながら、これのどこが面白いのだろう、とマジで思ってしまった。同じように歌っている二人・・。
 僕はコロッケが好きなのがまさにそこ。コロッケの場合は普通にやれば上手いんだろうけど、あえてそれをデフォルメし笑いに繋げている。調子のいい時は、もはやモノマネかどうか怪しいぐらいにモノマネの対象から離れていってもはや似ていないんだけど、どう見てもその人にしか見えない、というところがいい。中には対象をからかっている様に見えたりする事もあるけど、同時に
「きっとこの人のことが好きなんだろうなあ」
という愛情も見え隠れする。コロッケは「上手い」のレベルをすでに超えており、モノマネを次のレベルにあげようと挑戦している。この姿勢こそがモノマネの正しいあり方なんじゃないか、と思うのだ。

 
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