日本描写

 興味深い映画ニュース、「真珠の耳飾りの少女」監督が、太平洋戦争終結後の日本を描映画を撮るとのこと。タイトルは「Emperor」で、日本の降伏後、マッカーサーが天皇を戦犯として追及しない決定をしたことなど、戦後の史実をもとにして描くドラマらしい。アメリカ側の視点からみた戦後史は興味深くて期待してしまう。こんな内容の映画を観たがる観客が日本以外にもいるのかが不思議だが、それなりの勝算があるのかな。
 毎回のことだけど、日本や日本人が出てくる映画の共通の問題として「日本描写」がある。いつも変な建物や看板や風習や人が出てくるのはお決まりのパターン。間違っているのが当たり前だったりするから、逆に
「変な日本描写を楽しむ」
という見方があるくらいである。現代劇だったらまだいいけど、歴史ものともなれば映像に説得力を持たせるために詳細な日本描写が必要だったりするから色んな意味で今から公開が楽しみである。
 日本描写が酷い映画っていくらでもあるけど、実は意図的にやっている作品が多い。それは本当の日本よりも、アメリカ人が想像する日本像を描いた方がリアルに感じられるからなんだよね・・。
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