体調

 健康診断に行って来た。普段から運動はしているからそこまでの大きな心配はないし、針をさされることがに抵抗はないが、今回はバリウムを初体験するのが引っかかっていた。胃腸があまり丈夫ではない僕。今まで何度か胃カメラは体験しているけどバリウムはいまだ未体験、足取りは重かった。
 色んな検査を終え、いよいよバリウムである。その前に、胃の動きを止める注射をされる。筋肉注射と呼ばれるもので、ちょっと痛い。痛いのはどうでもなるけど、この注射がちょっとくせ者だったんだよね。打たれる前に目が霞む可能性があるよ、と言われたが実際に視界ばぼやけると本当に怖い。どんなに頑張っても細かい字は読めず、遠くも見にくい。それと同時にちょっとした脱力感に襲われる。本当に効いてきた、なんて思っていると名を呼ばれる。いよいよだ。
 バリウムを飲む前に、胃を膨らませる薬を飲まされる。胃をパンパンに膨らませ、投影しやすくするためである。ゲップが出そうになるが、出してしまっては意味はない。くれぐれも我慢してください、じゃないと飲み直しになりますよ、と脅される。二度と飲みたくはないから、必死に我慢をする。これが本当に苦しい。ゲップを越えて吐きそうな感じになってくるのだが、ここからはもはや根性である。それからは常温のマックシェイクみたいなバリウムを飲まされ、台に乗せられる。この台は僕を乗せたまま縦になったり横になったりする。色んな角度から僕の内蔵を撮影するためだ。乗ってからは、
・うつぶせになってください
・仰向けになってください
・右方法に三回回ってください
・左方向に回ってください
等の指示を受け、なんだか悲しい気持ちで従う僕。早く終わらないかなあ、しか考えられない状態。その後も、地味な戦いは続き、やっと終了。レントゲン技師の人に、
「結構ハードでしょ」
と声をかけられ、
「きついっす」
と返した。バリウム検査は最後に組み込まれていて、検査はここで終了であった。注射による倦怠感もあり、胃もまだふくれている。昼前なのにもう体力的にきつかった。終わった!と喜ぶものの、まだ本当の終了ではなかった。バリウムを体内から出さないと行けないのだ!バリウムには下剤が入っているのだ。普段は下剤なんて飲まないから、これもすごく体力を取られた気がする・・。結果、健康診断に行ったのにボロボロになって帰ってくるという展開になってしまった。バリウムを出し切った頃にはもう本当に疲れていて、何もしたくない感じ。健康であることは本当に疲れるものである。
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